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目を覚ますと外はすっかり朝になっていた。
熱は下がったみたいで昨日のようなだるさはもうない。
そして隣にはいつの間に来たのか臨也が居て、まだスヤスヤと寝息をたてている。
(相変わらず格好いいよなぁ…)
なんて思いながら見とれていると
「何そんなに見てるの?」
と臨也はクスクス笑いながら欠伸をした。
「おはよう、臨也。」
「おはよう、熱は下がったみたいだね。新羅の薬が効いたのかな?それともキスかな?」
「薬じゃない?」
「そこはキスって言うところでしょう?」
そう言って臨也はまたキスをした。
最高の薬は
愛するあなたの優しいキスで────
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