にゃんにゃんにゃんの日(今桜)

「さーくらいっ」

「へ?」



主将がいつもにましてご機嫌、だ

どうしてだろうな、なんて呑気に思ってた僕の目に飛び込んできたのは主将の片手に握られた紙袋

何だか嫌な予感がした



「ど、どうしたんですか、突然」

「まぁ、落ち着いてコレ見てみ」



これこれ、といいながら主将が掲げたのはあの紙袋

…の中から取り出した、



「猫耳。桜井につけてもらおうと思って」

「…え、ええ!?」



白いふわふわとした猫耳のカチューシャ

そんなのどこで手に入れたんですか、っていうか桜井につけて、って、ええ?



「ちなみに猫耳の提供者は桃井や。企画はワシ、元凶は青峰」

「え…?」

「今日、何の日か知っとる?青峰が呟いてたんやけどな、222でにゃんにゃんにゃん、つまり猫の日だそうや」



なるほど、なんて感心してる場合じゃない

猫耳を付けるなんてそんなの嫌だ

その前に逃げ…



「あ、桜井くん」

「よう、良」

「え、…あ、青峰サンと桃井サン…?」



逃げようと思ってた矢先に現れたのは2人

なんでこんなところに、



「なんでって顔しとる。…ああ、もうすぐ諏佐と若松も来るで」

「な、なん…」

「だってワシが言いふらしたからなぁ」



桜井に猫耳付けようって

主将は細く目を開けてニヤリと笑った





(みんなに猫耳姿を見られるまで後、)





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2013にゃんにゃんにゃんの日企画


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