本日、晴天。


思わず零れ落ちた オレの言葉に

悠太は困ったように笑った


日、晴天。




オレが誰よりも 悠太に幸せでいてほしいと思っていた、はずだ

悠太に彼女が出来た今だってそう


「悠太くんに彼女ですか…幸せになってほしいですよね」
「…オレは認めないよ」
「何だよ ゆっきー、嫉妬?」
「お前、本当に悠太好きだよな…この機会に兄離れしたらどうだ」


でも、そんな幸せだけは認めたくない

そうです、嫉妬です
でも兄離れする気なんて さらさらありません
だって、双子なんだから 普通でしょ?
自分で思っといて、少しへこんだ


「認めないなんて…ゆうたんも困るだろー?」
「でも、本屋とかゲームとか 付き合ってくれなくなっちゃうし、悠太と一緒にいる時間減っちゃうし…」
「…お前は悠太の彼女か何か?」


願うなら、そうなりたいとこですけどね


言いかけて、止めた
俺が悠太を好きなのは周りも重々承知だけど
それは兄弟愛
兄弟としてなんかじゃなくて、本当に悠太が好きだとは気づいてないから


だから、隠さないといけない

でも




「すき、すきだよ悠太」





そんな思いを、隠しておけるわけがなかったんだ







家に帰って少し経つと悠太も帰ってきて
食事して、お風呂入って

悠太は宿題を始めて


そんなときに
オレは




つい、言ってしまった







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