紳士なペロス兄さんも捨てがたいけど策士で独占欲の強いペロス兄さんもアリだと思う今日この頃。
例えば、部下である夢主を手に入れるために情報の伝達係の夢主に間違った情報を与え、その情報を伝えたせいで前線に膨大な被害が出る寸前に自ら被害を食い止めて非難を夢主に集まるように仕向け、まさかペロス兄さんが間違った情報を伝えるわけがないと思っている夢主は自分が情報を歪曲させてしまったと思い込んでいて、色んな人たちから失態を責め立てられても黙って聞いていた。ペロス兄さんがいなければとんでもない事態になっていたということもあり夢主への信頼はがた落ち。そこでペロス兄さんは居場所のなくなった夢主にやさしい言葉を、夢主が望む言葉をかけて夢主を自分に依存させる。そんなペロス兄さんがほしいです。
「レナ、おまえはよく頑張っている」
「……ペロスペロー様」
「確かに今回の失態は頂けないが、おまえが同じミスをしないことも知っている。大丈夫。全部ちゃんと見ているよ」
「、ペロスペロー様、私、次こそはお役に立ってみせます。こんな失態は二度としません。ですから、どうか」
「あぁ。私はレナを決して見放したりしない」
夢主をここまで追い詰めた元凶は自分なのに、さも救世主かのように振る舞う悪魔。