幼馴染で付き合っているパウリーと夢主。今までずっと近くにいたので恋人になってからも態度があまり変わらない。むしろケンカが多くなった。





「なんか……今日はかわいいな」

「なに? 昨日結局日付を跨いで帰って来たことに怒ってる私へのお世辞のつもり?」

「あー! 言葉は真っ直ぐに受け取れって!」

「じゃあ具体的にどこがどう可愛いって言うの?」


パウリーは船に関すること以外は無頓着で、今日の夢主がなんで可愛いのか分からないけど見た瞬間にいつもと何かが違っていつもより少し大人っぽい印象を感じただけで、そう言われてしまうと何も返せない。


「ほら、考えもなしにそんなこというから言葉が返せないんでしょ」

「〜〜ッそうだがよ! そうじゃねェんだよ!」


その後のパウリーの反論に夢主は一切耳を貸さずに出勤。夢主もガレーラカンパニーの事務として働いているので二人揃っての出勤でそのときの二人の雰囲気でケンカしたことがすぐにバレてしまう。
案の定バレてからかわれるパウリーをよそに夢主は「耳に髪をかけて大人っぽい」「いつもより色っぽい」とほめられている。そこでようやく夢主がいつもと違って見えた理由を知るダメ彼氏パウリー。


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