好きだけど好きと言えないまま部下とセフレのような仲になっていたとき夢主が記憶喪失になってしまったらカタクリさんは関係を教えずに上司と部下として接する気がしてならない。自己犠牲の人だから。でも夢主はカタクリさんを見るたびにドキドキする感情の正体が知りたくてカタクリさんとの会話を試みるも多忙であり明らかに避けられていることによって叶わず。
そんな感じでしばらく過ぎるとふいに夢主に記憶が戻る。そして自分がカタクリさんとセフレの関係だったことを知った。けれど、関係を教えられずに仕事以外での接触を拒んだカタクリは記憶喪失を利用してあの関係をなかったことにしようとしたんだと思い込む。
実際はその逆で、雰囲気に飲まれる形で関係をもってしまったことをカタクリさんはずっと悔やんでて、夢主もきっと本意ではないだろうと思いながらもこの関係を捨てきれずにいたところで夢主が記憶喪失になってしまった。カタクリさんは夢主を自由にしたくてあえて自分と夢主の関係を教えなかった。そして夢主への想いを絶ち切るために接触を拒んでいた。
そんな両想いなのに片想いと思い込んですれ違っていく不器用なカタクリさんください。


ちなみにペロスペローさんは完全な片想いだったとしても夢主が記憶喪失になったら「私の恋人だった」とか言っちゃうと思う。途中で記憶が戻ってもペロスペローさんの優しさに絆されているので記憶喪失のフリをしてペロスペローさんと一緒にいることを選ぶ夢主。


クラッカーさんなら恋人の夢主が記憶喪失になったと聞いて、自分のことを忘れられていたら立ち直れる気がしないという理由で面会に行かず。でも夢主の記憶喪失は部分的なもので恋人であるクラッカーさんのことはちゃんと覚えていた。だからお見舞いにクラッカーさんが来ることを楽しみにして待っていたが退院するまで来ず。怒った夢主がクラッカーさんの執務室に乗り込んで文句をつらつら言っていくがクラッカーさんが抱きついて来たため強制終了。クラッカーさんがなんでお見舞いに来なかったのかを知ってちょっとキュンとなる夢主。巻き込んだ周りにとても迷惑。


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