(DRRR!!)

途中で飽きてぽいぽいしたやつ、

闇医者と情報屋、

(!)切断、一部暴力的な表現有、

手足のない落とし子

昔、手も足ない子供が産まれて来た事を私はよく覚えている。医者の私でもその子供が何故そのような残酷な姿で産まれて来たのかもわからなかった。切られたような形跡もない。まるで、そこに付くものは何もないかのようにすら思えるほどその子供の関節の部分は歪であり凄惨なものだった。私はその子供がどうなったかは分からない。生きているのかもしれないし死んでいるかもしれない。それは私にも、そして他の誰にも知らされることのない事だ。
「……聞いているかい、臨也」
目下にいる人間にそうとい掛ければ話し掛けてきた男に対し大層不機嫌そうな顔を向け大義そうに口を開く。
「…………その赤ん坊と俺に、何の関係があるわけ……?、それは生まれつきであって、俺の場合は、君が、あ、あああああ、ッ、」
男の言葉を遮るように千切れた腕の傷口の方に爪を立てる。その痛みに呻き声を挙げれば男、折原臨也はまたその場に蹲りシーツを必死に掻いては痛みに悶えていた。そんな姿を無表情で見下ろす男、岸谷新羅は表情をいとおしげに変えればするりと臨也から腕を離した。
「……嫌だなあ、臨也。君にはちゃんと両足があるじゃないか。ただ、靭帯が切れてるから動けないだけでさ、…腕だってほら。ちゃんと利き手は残してあるし。君が出来ないことは僕がやってるし。…問題はないだろう?、」
「…、そうい、う問題じゃ…、」

,
情報屋と、

鬼さんこちら、手のなる方へ。

最初は確か彼奴が俺と四木さんとの関係を余り良いようには思っていなくて。当然そんなことは俺には関係ないし勿論彼奴に口出しされる義理は無い。ただ、それだけ。それだけの事だった。―…それだけの筈だった。
「…、」
「君も物好きだねえ、そろそろ諦めるだろうとたかを括っていたけど…まさかここまでとは」
そう苦笑混じりに肩を竦めれば目の前にいる男に呆れたような目を向けた。男は何も言わずただ、折原の目を見るだけだった。そんな現状が嫌になったのか溜息を一つ溢すと軽やかに踵を返し最後に片手を緩く振れば彼の体は音もなく闇の中へきえていった。


「…、引き止めもしてくれないとはね。」
何の感情もなく呟かれたその言葉さえ漆黒の空へと溶けていく。
「折原さん」
「…今晩は、……四木さん」

(四木さんが出オチなぱんてーん)

以上、没集。
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