知らない夜はないはずだった
果てのない、はてさてと
ロング・タイム・アローン
ショート・ショット・ショー
全知全能のあなただから!
if(あなた>運命)
行く末は知らない
不揃いに伸びた爪をはみ、鬱屈とした昨日を焚き上げて
九の試練と戀と呼べ
あれよりも君はばか
ひとよりも息がへた
それよりも口がべた
これよりは夜となる
耳をふさいで朝を待つ
地下鉄のねぶるような空気に冷えていく
さよならとあしたは反比例する
まどろみの熱さに耐えられない
瞼よ落ちて
つめたい空気がいっとう好きだった
爪が伸びていく様を見て嗚呼生きていると心底思った
朝は平等にやってくる
中枢神経より愛をこめて
長ったらしい説明はもういらないし、これが何かの始まりと知ることが肝要だ、さあ前を向いて災厄を恐れないで、夜の帳はもう上がり、あなたは白い朝を生きていく
つらなる透徹に
聖なる夜は残酷に星を落とす
うつろの時・死と麒麟について
死にながら愛を知る
マチネの嘘
きみは知りはしないよ
知ったかぶりのソワレ
正論の弾丸
set on you
うつろな眠りは腹の下
しまえばいいんじゃない
あの子はこの秋を知らない
あなたのいない冬を耐えられない
春に眠るきみのその、
あの夏は地獄のように燃やしていく