大気圏のヴィーナスは星を食む

もう一度を許せない
ずいぶんと言えないことが増えてしまった
もう二度も待てない

短くはない茨の道を歩んできて、数え切れないくらい悪を見た
不透明な不条理
まぶたの落ちるはやさで
心拍音と夜の熱を高速道路は揺らしてる
寝つきの悪さを愛してる

だとしても、おかえりをいわないで

危険な情死

やめてもいいって呪いだね
ひとつの重みに耐えきれずに、つぎの世を探してる
畜生道のおとこたち

ネオ・エリュシオン
あなたの思う極楽で死をどうか受け入れてください。あなたを襲う苦しみもそこにはありはしないから。あなたが望む愛を謳って、あなたはなりたいあなたになっていい。
神の愛子が嘘をつく
かすんだまなこは明日をうつさない
冥府のみどりごは罪を知っている

ドント・ルックバック
キャント・ファインドユー
ウォント・フォロミー

うどんとかきあげ
コーヒー缶とフォンダンショコラ
うーんと美味しいねって

美味しい眷属たち!
月が落ちたらまた逢おう
メザノッテ・フーガ

共愛主義

おだやかに堕ちていけばいいよ
正しくない世の中で正しさだけが身を刺していく
偽りなく笑えているの?

電気鸚鵡

秋は足早に去り、あなたの冬が来てしまう
この夜も眠れない気がする
安眠薬
蜘蛛の糸みたいなあなたに縋るしかない
宇宙の端の影を追う
おれはそうやってきみを置いていくよ

黒い矮躯
炎が身を焦すことには慣れてしまっている
おまえを煉獄まで連れて行ってやるから
腕のなかで憎しみを口ずさむ暇があるなら、最期までおれを見ていろよ

ミッドナイト・ルージュと浅い縁
おまえがいう朝は来ない

紀元前の悪魔
牛は笑う

まあ、止めるつもりはないよ
炭酸が抜けたみたいな夜じゃない
AM0:00、記憶・聲・心音

あの日を呪って魔を覗く
泥と女は眠らない
秩序を知るくらいならずっとそのままでいい
愚鈍なくらいがちょうどいい
愚かな子よ、呪いあれ!


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