きっともうわたしがすりへって、わたしでなくなるくらい長い時間をかけて、きみはあいにきたんだとおもう
きっと探すのにもたいへん手がかかっただろうし、それもとてつもなく面倒だったかもしれない
きっときみは後悔も愛も憎しみも昨日の夕飯のことも、遠いところへ忘れてしまったことだろう


悲しいことにこの世は終わるらしいけれども、きみがしあわせになれるよう祈るわたしを、きっとみつけてくれるとそう信じている

終わりの朝は大して変わらない、白くて、暑くて、青が落ちるよう
それもこれも、いつも飲んでいるコーヒーの味を忘れられないでいるわたしがいるからかな

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -