お前の顔を思い出せないくらい意地汚く生き延びた
今日までの地獄はこれにて終了
明日より願うは天国の始まり
傷つけないでって言ってるじゃん
つぎはぎだらけの心の臓に冬は冷たすぎる
伸びた爪があなたの不在を数えてる

境界を越える勇ましさはないが滞る卑しさは持ち得ている
息が詰まる朝、冷えたコーヒーを飲んで、もう嫌だと、きみは
理想で腹は膨れぬ

どうしても生き延びたいと思うほどこの世に光はないでしょう
苦しさも卑しさも妬ましさも驕りも呪いもなにもかもひっくるめて、生きててよかったときみと笑いたいから
 
今日という地獄に追い詰める
あけすけな夜は嫌い?
天国に明日はない
内なる声・甘い罰

薬を噛み不安の朝を生きのびる
さようならだけでは説明がつかない

ずっとお前の声を探していた気がする
海の底、はじまりの熱、魂が凍る、溝の丘

ブルー・ブルー、白の先へ
どこまでも透明でどこまでも遠い
置いてゆくには深すぎる


おおかた世界が終わるんだろうさ
冷やご飯をあたためて昨日を思う、もう少し選択肢があったろうと

それならきみとわからぬように変わり果ててしまえばいい
恋慕の後始末
月下で唇を喰む、二度と朝日を浴びれぬように

泥より祝福を

泣くならあたしの腕の中にして
憎しみと薄い膜にくるまれた殺意
肺呼吸と深夜の底、痺れた指の先が現実に戻してくる

おまえの掠れた声が俺に夢を見させるよ
喉を焼くアルコールと白露の朝

心すんのはあんたのほうだよ

秋は傲慢
ゆるりとふらふら千鳥足

オールシーズンきみがすき

アップルティーとおやつ
ベルガモットはまだかおる
裏切りはミントの味がする
殺意とシトラス
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