愛の囁き





愛のささやき





この世界は滅び行くのだと知り
小さな希望を胸に抱き
果てし無い度を


出会いと別れに切なさを覚え
憎しみと憎悪に虚しさを覚えた。


時には、幼き日の君を感じて、
人知らぬ痛みを知り
人知れず愛しさを知った。


たった一つ、けれど壮大な目的を
ひたすら追い求めながら

昔失くした大切な思いを見つけたから
一つ一つ丁寧に拾い集めた。


世界を救い、全てを終え、
分かつ世界の片割れに
僕はいて。

君はそこにはいなくて。



僕はただ、世界の平和が欲しかっただけ

けれど

そう、人とはやはり欲深なもので

結局、今では切に君を望んでいたのだと、気付く

コレが欲望をいう名の感情
僕が拾ったカケラの1つで


人は何かを求めていなければならないのだと
知ったから


君を探して、遥か遠く果てなく続くこの道程を

世界の片割れもう1つ
君のいるだろう地へと行こう


世界と僕と君がいて

世界は周り続ける

何事も無かったかのように


僕は追い続ける

落としたカケラ、最後の感情

この恋という切ない思いを
この愛という暖かな思いを


それらはきっと君だから
僕の最後のピース
君がはめてよ



愛しい君、聞こえるだろうか
響くこの歌は恋歌であり、愛歌


愛しい君、伝わるだろうか
遠く届けよ、この詩は





君を望んだ愛の囁き





 

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