駄菓子屋に双子がいたら


【喋りながらも、選ぶのは一緒】

―駄菓子屋にて―

ルシファー:あれ…ミカエルだぁ
ミカエル:あ、ルシファー。珍しい…この時間にここにいるの…
ルー:バスケ部の臨時。お菓子詰め合わせあげるから、試合出てって
ミー:あぁそれで…
ルー:ミカエルは生徒会の??
ミー:うん。資料作ってた
ルー:好きだよね〜
ミー:好き嫌いの問題じゃないし、どうせ誰かがやらないといけないから
ルー:パイモンとかに任せればいいのに。ウリエルとか暇そうじゃん。
ミー:…。暇そうに見えて、パイモンはバイト、ウリエルはダンス部の大会で、忙しいからね?なんならルシファーがダンス部の助っ人にも行く??
ルー:むぅ……ダンス部の助っ人が一番行きたくない…。だって、大会までに何回も練習行かなきゃいけないじゃん。ヤダ〜
ミー:ヤダ〜って…。どの部活も、練習あってこそだからね??
ルー:運動は出来るからいいの
ミー:はぁ…。って言うか…お菓子の詰め合わせ貰っておいて、まだ買うんだ??
ルー:だって、今日食べたい気分のお菓子が無かったんだもん。詰め合わせはクッキー多かったし。今日は駄菓子の気分なの。ミカエルもでしょ??
ミー:うん。なんかヨーグルが凄く食べたかったし、あと…エビせん
ルー:わかる!!あのみりん味って美味しいよね!!
ミー:うん。あ、ルシファーも、パチパチキャンディとシガレット買うんだ
ルー:うん。わたパチのキャンディだけ食べたい気分だったし、シガレットは、あのココアミントみたいな不思議な味が恋しかったしで
ミー:それ、勉強の息抜きいいいよね
ルー:…。ミカエル、勉強も好きだよね〜
ミー:勉強嫌いなのに、点数取れてるルシファーの方が不思議なんだけど。まさかカンニングとかしてないよね??
ルー:そんなセコい事してないもん…
ミー:本当かなぁ…。あ、セコいで思い出した!!あのチョコも買うんだった!!
ルー:あ!私も!!ミカエル取ってきて!!
ミー:うん。ルシファーもイチゴでいい??
ルー:うん!!

―で。―

店主:はい。300円ね
ミー:はい
店:はい。ありがと。そっちの兄さんも…同じだね。300円
ルー:は〜い
店:はい、ありがと。気を付けて帰るんだよ
ルー&ミー:は〜い

―――――――
†双子が駄菓子入った袋を手に、笑顔で帰っていたらいい(笑)

手にするお菓子は、味は違っても、種類は全く同じという、双子ミラクル起きているだろうなぁ…(^^;)

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