第8夜


【長所短所】

ルシファー:ね〜サタナ〜
サタナ:ん??
ルー:今更だけど、ハロウィンの良いところって、一時間位我慢すれば、大量にお菓子が貰える所だよねぇ??
サタ:…。まぁ…否定はしないかな
ルー:しかもさ、人間界だとコスプレしたい人は、堂々コスプレ出来る訳じゃんか
サタ:その遊園地のキャラクターの格好をすれば、半額で入れたり…なんて所もあるしね。寧ろ、悪魔よりも人間が一番楽しんでいるんじゃないかな?そういった面では
ルー:でしょ??まぁ、私達もある程度楽しむけどさ。でもさ、長所ばっかりじゃ無い気もするんだ〜
サタ:…。悪戯が出来ない所とかかな??
ルー:そう!!最初にも言ったけどさ、お菓子くれなかったら堂々と悪戯しても良い日なんだよ!!
サタ:……(なんだか、エイプリルフールにもよく聞く意見だなぁ…)
ルー:一番の長所が短所になってるよ!!
サタ:…。一番の長所は、お菓子じゃ無いんだ…
ルー:悪戯だよ!!
サタ:……。でもさルシファー、もしメフィスト達がルシファーに「trick or treat」って言ってきて、お菓子をあげなかったら、悪戯されちゃうんだよ??それは嫌だろう??
ルー:メフィスト達位なら、私は止められるもん!!
サタ:ルシファーはそうかも知れないが、私は止めて欲しいんだがなぁ……
ルー:むぅ…。でもさ、やっぱり…せっかく作ったから…
サタ:ん?作った??
ルー:焼きマシュマロビックリ箱…
サタ:わっ!!一番危ない物作っちゃってる!!
ルー:これだけ!!これだけでも仕掛けちゃダメ??
サタ:みんなから、お菓子貰っただろう??
ルー:むぅ〜…。あ!!そうか!!天使にあげれば問題ないや!!
サタ:えっ!?
ルー:ちょっと、最果ての森上空に浮かべて来る!!
サタ:あ、ちょっ……。はぁ〜…。寧ろ、怪しすぎて誰も近付かない様な気がするんだがなぁ……。

[第八夜…END]

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