第6夜


【好物はアップルパイ】

ルシファー:よし!!お菓子貰いに行く!!
サタナ:そうか。行っておいで(ベルゼブブの格好で…しかも、猫耳としっぽを外さないあたり、絶対パイモンの扱いを解っているね…あれは…)
ルー:サタナ、ちょっと待っててね??
サタ:うん。私もお菓子を準備して待っておくよ

―1時間後…―

ルー:見て!!いっぱい貰った!!
サタ:良かったね。私の方も、丁度パイが焼き上がったところだよ
ルー:アップルパイ!?
サタ:そうだよ。それにカスタードクリームを入れたやつ
ルー:流石サタナ!!よく分かってるね!!
サタ:ははっ。まぁ…ね。(ヤハも好きだったし、教えてくれたんだが…これも黙っていた方が良いかな??)
ルー:アップルパイ、美味しいよねぇ〜
サタ:ルシファーは、本当にアップルパイが好きなんだね。何時から好きなんだい??
ルー:ん〜。天界に居た頃からかなぁ〜
サタ:…へぇ
ルー:小さい時ね、おやつに出されたのがすっごく美味しくて。確か、あの神も好物だったかな??んで、ミカエルと一緒に、りんご集めたりしてた。作って貰いたくて
サタ:…そうなんだ(あ、黙っていなくても良かった件だったんだ…)
ルー:だからかなぁ。おやつ時に、ミカエルがワクワクしていると、アップルパイ食べたくなる。ミカエルも、アップルパイは大好物だから、あのワクワクは、アップルパイを作ったか、貰ったかした時のワクワク
サタ:あ、そうか。感覚共有は健在なのか
ルー:うん。何考えてるとかまでは分かんないけど…「疲れた」とか「嬉しい」とかは、なんとなく伝わってくるよ〜。多分、私からミカエルにも伝わってるはず…

[第六夜…END]

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