0701-0800



忘れられない恋をしました
重力ロクブンノイチ
擦り寄る猫は気分屋で
ぼくをあいしたきみはいない。
泣きたくて泣けなくて哭くしかなくて
今日もまたヒトリ
約束された未来だなんて、
無邪気な口づけのその意味を
愚直すぎて愚かに愛しい
ゆめみるたまご

あなたの王子になれないなら騎士になってもいいですか
手酷い告白
誰より軽やかなステップで
ねえ、もういいですか。
雨粒弾く放課後の赤い傘
指でたどる月
きみが心を喪ってから
だから早く迎えにきてよ
面影を切り刻んで捨て去って
きっと全部嘘だった

心はひび割れて魂は片割れを捜す
マシュマロな心地で
汗まみれ泥まみれで笑っていた頃
あたしを掴まえていて
飛び起きて、おぼろげな夢に涙する
手を取り合って走り続けて
ねえほら俺に囚われてよ
「さよなら」を揺らして吹く風に
そして君を思い出す
いっそ逃げ出してくれればよかったのに

指先のたわむれ
真っ赤なリボンと赤い頬
惚れたが最後、最期まで。
泣いて忘れて知らぬひと
希望はまっすぐに生くこと
背中に投げつけるハイヒール
わたしはあなたを許すでしょう
キスの深さ キズの深さ
心と体は一緒に死ねない
すべては深みに嵌まってから気づくものです

悠然と、ただ立ち尽くす
首を絞めて引き留めてあげる
宛名を書けない理由はただ、
強気なキミは、ボクが振り向くと信じて疑わない。
右側に空いた空間がぽかりと空虚で堪えられずに
夢に夢みて恋に恋して
好きになってもいいかな、そう別れ際に。
飼い殺しのドラゴン
蹴り上げたボールは弧を描き
指切りは約束じゃなくて、さよならでもなくて、また会う日までの決意

愛してた。あなたが、あたしを。
蕩けるほどに甘やかして
冬咲きのひまわり
間違いなく間違っていること
抱きしめて壊してしまえるならそれでいい
月が墜ちて世界は終わる
あの夏の約束を今でも覚えているけれど
五里霧中の彼方から
さよなら、マイレイディー
アスファルトから伸ばした手で掴める空

キスをしても愛が足りない
寄り添ってその顔も見ずに膝を抱く
きらびやかな世界は向いていない
砂漠に雪花 海に花弁
ひとさしゆびで追いかけた流れ星
赦されざる結末
両腕いっぱいのぬいぐるみを抱きしめて上目遣い
どうかこのまま枯れ果てるまで
怯えたように伸ばされた指先は、いつかのように髪の中に滑り込んで
可能性なんて欠片もありやしない

水底に沈めた指環は泡となり
降りやまない雨を両手で受けとめてみても
花として生き散りたい
身動き取れぬほどの熱情
大切なことは自分で決めるから
永遠を誓ったあの日から
いとし刹那く
新しい生活に慣れてきてから戸惑う日常の他愛なき出来事
知らないままならよかったのでしょうか
終焉の世界から贈る言葉

泣きながらした言い訳は最初は嘘じゃなかったはずなのに
貴方を奪えるのならあとはどうでも
絡んだ小指の秘密の話
裏切りの痕に噛みついて
恋人とは名ばかりの関係
渇いた喉から出た叫び
青空の向こう消える飛行機雲
その弾丸は砂糖よりもさらに甘い
懇切丁寧に整えた言い訳を並べてみても
優しくしないで触れないで、粉々にするほど抱き潰して。

自己嫌悪を積み上げて生きてきた
果たしてこれは愛なのか
あたしの歩幅とあなたの歩幅
つまらない嫉妬で誤魔化し続け
建前ばかりが横行する
わたしを見つけてくれるひと
素知らぬ顔して傷ついてるの
静かに眠る夜と朝との境目に
恋心を育成せよ
震えた理由は自分でも不可解で




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