1701-1800



やさしいキミを失ってから
踵鳴らして踏むステップ
紛うことなき毒林檎
ビー玉越しにまわる世界で
「ごめんね」がただ落ちて、溶けていった
失っても構わないなんて、思ったことはなかったよ
叶った恋と敵わないひと
君に届かない声ならば
何も伝えられない自分が嫌で
たまらなく泣きたくなる夜は

ひとりで立つ
年甲斐もなく君に夢中
愛を叫ぶには早すぎたらしい
たった一度、交わした約束を
君の心に消えない染みを落とせるなら
くるくる、くるくる、くるくる廻る世界でボクは
忘れられない恋を、
貴方に溺れさせて
あなたのため、それはわたしのため
この想いが途絶えぬよう

もう何処にも行けない夜の真ん中
あなたに敵わないことが嬉しい、なんて
ようやく、触れた指先
消えない傷のひとつやふたつ
堕ちてしまえば引き返せない
だからこそ僕は、それを飲み込んで
愛してやまないスウィートハニー
ゴキゲンな復讐劇
笑って会えると信じていた
あなたのいない二十四時

どうか消えないで
サヨナラさえも届かない
光ひとつも消え失せたこの場所で
ぼくは笑えない
ああどうして。あなたは振り向かずに。
愛なんてごみ箱に放り投げて
神はボクを救えるか
諸共に崩れ去って
まだまだ大人には遠いけど
頬に添えた手のひらを

それはきみだけ
空があまりに遠すぎて
僕の弱さを君は優しさと言ってくれたから
君が拒まないのならやめてやらない
ボクの人生キミ次第
貴方を愛せば幸せになれただろうか
ナイトクライマー
移りゆく時間の波に流されて
まだ終わらない夏の日を
ごめん、黙って。

無邪気にはしゃいだあの頃のように
触れるのが怖くて、触れたならこわくて
恋に成りえなかったものたち
サヨナラの正当性
その心臓を噛み切って
タイムリミットはすぐそこに
あの日の向けられた背中を覚えている
揺りかごのような君の声
大事なものほどこぼれ落ちていく
かならず幸せになれと君に乞う

人生を分かち合う相手は君だと思っていた
心地良すぎる距離感
あなたを受け止めると決めたから
翳る月の下でぼくらは
愛してないとは言ってない
手のひらを太陽であたためて
不明瞭な夢の先
気づかないふりもさせてくれない
飲み込まれそうな暗闇に
雨音のリズムにのって

この空の下にキミを見つけられないとしても
誰より分かり合えない貴女と
他人になる日
キミに従属の誓いを
巣立ちは突然に
終わりゆく明日を蹴飛ばした
それは夜の匂い
この声は届かない。
愛で壊れる世界は廻る
あなたがどうか、幸せで不幸せでありますように

ただおやすみが言いたくて
運命なんてものがあるならば、
無垢の善し悪し
そして僕らはゆりかごのなか
正確に歪んだ世界で
奈落の底まで沈んでいけ
君だけが欲しかった。
壊れた世界に堕ちる
くだらない運命論
ボクがいなくても、キミがいなくても

恋の残骸を、捨てる
星溜りの空
灼熱の夜に連れられて
オオカミシンデレラ
愛で壊してあげる
るんたった、るんたった
誤りの日々を歩く
ほどけた糸を結び直したなら
当たり前を飛び越えて
今更気付いても、もう、




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