1601-1700



口付けて息の根止めて
グッバイ・マイヒーロー
意気地のない恋心
終焉の手前より
ふたつ、みっつと数えては
浅はかな正義を振りかざし
別れの言葉もないままに
行き過ぎた純愛
ただ此処に在る
月が朽ち墜ちるまで

花よ明日を向いて咲け
恋を知らない愛
偽物の恋、はじめませんか?
押し寄せる波打ち際の蕾
眠ってしまえば否応なしに
魂の代償
捨て置いたはずの感情は
まるで映画のワンシーン
優しい貴女にかける言葉さえ
なんにも持っていないことに気付く

あえてそれを言葉にはしない
魔女が魔女たる所以
雲の狭間に振り返る影
去り際の眼差し
いつか相まみえる其の時まで
自分を諦めるなんて
いつかは報われるなんて幻想を
爪先まで愛して
ハッピーエンドがほしかった
愛なんて信じないと言っていたキミだけど

きっと君には敵わない
灼けついた感情
話していないことはたくさんあるけど
秘密にしているわけじゃない、ただ、
散りぬれど花は咲く
哀しみごと食べ尽くして
明日には君のいない人生が
溶けだした毒占欲
ゼロからイチまでの距離
ほらまた、君が笑う。

ありきたりな愛の告白
飲み込んだ甘い毒さえ
スタートラインにも立てやしない
抵抗するなら全力でお願い
ありがとうを言えるのはいつになるのか
愛すには勇気が必要で、愛されるにも覚悟が必要だ
ハートジャック
愛の反転作用
どうせ世界はまわってる
笑顔咲く行き慣れた小道

そこはかとなく衝動的な鬱血痕
どこにも行けないままでいい
時に世界を閉じながら
混ざり合う人生をふたりで
それなら全部、無かったことにして
身ひとつの戦場
吐き出してしまえばよかったのは明白で
遊びはここまでにしよう
偽りのまま生きてきたけど
下を向いても明日は来ない

立ちはだかるのは自分の影
赦されたいのは僕のほう
気づく必要なんてなかったのに
色褪せた思い出を、時々取り出して見ては
屈託ない悪意
齟齬が生じるのは明白で
白々しくも高らかに
鈍色の決意
大人だから泣きたいときもあるんだ
恋の飼い方

当たり前に生きて
くるくる廻る想いの回路
還る場所へと成ってくれたなら
執着しすぎの紳士性
きっと遠くまでやってきたんだ
あなたのために傷つきたい
未来に開く扉
やさしさを飲み干して
いつか見た景色へ
今日のこの日を忘れない

溺れた世界で見る影は
愛したいと尋ねたら貴方は、
軽やかな笑い声をそっと封じて
意味のない言葉を交わして、ただ転がって
まるで夢の中の出来事だったかのように
くだらない全力疾走
遅すぎた青春
どれだけ泣いたって構わない
この手のひらにおさまりきらないほどの幸運
さようならサヨウナラおかえりなさい

星明りさえないこの道行き
潔く翔べ
同じ視界で生きてきた
そこにある勇気
答えが見つかるのなら
感情ヒトカケラ
陳腐な青春の1ページ
ふたりに戻って
逃げ出したい。だからボクは。
堪えきれずに流し続けた涙を貴方は知らないまま




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