…────────
0801-0900
────────…
白んでゆく空に想いを馳せ
花の礫を投げ込んでみては
お願いいっそ僕を殺してそしてすべてを終わらせて
息苦しくて生き苦しくて
この心は粉々ビスケット
酔っぱらいのたどたどしい歌にのせて
心臓を止めてしまえば救われるのだろうか
奪い尽くしてわたしを消して
零れ流れるその反対方向にあるもの
感情は地面に堕ちるまで片翼を斬り落とされたように
ようこそMr.イリーガル
傾けた感情論を立て直し
世界の終わりに救済を求む
泣きたくなって知る恋の疾患
ゆらゆら揺らめく水面を見上げ
ハロー、こちらフィクションです。
待ち遠しき春の訪れを
箱庭の王子
優しくなんかなれない
鮮やかな終焉と終わりなき日常
聖域少女
仄か昏い空を光と思い込んでは
出口のない人生でいつまでも迷子のまま
恋人様のお気に召すまま
愛で救えるものなど
面倒臭いあなたと投げ遣りなわたし
履き違えた正しさの意味
硝子の靴はハンドメイド
ねえ、助けにきたよ。
からくりシルエットの魔法使い
身長差の分だけ見えない景色、歩幅差の分だけなんだか淋しい
感情豊かな操り人形
色違いの星月夜
手のひらの奇跡
誤魔化しなしじゃ生きられない
同じ時代を生きてきたのがそもそもの間違いだったのよ
愛の降る夜に
やわらかな肌に融けるしずく
傷だらけの箱庭
Dear dust
雨音に隠れた気配の意味するところ
笑顔の裏は乙女の秘密
やさしいひとの手痛いやさしさ
同じ景色を見たいと願ったのに気づけばいつも背中合わせばかり
切り捨ててきたどれもこれもを広い集めて
戦場に咲く花
拡散する怨嗟
駆け抜けた夜を数え
闇の底から木霊する幾多の誘惑
知らないふりしないで分かった顔しないで
「愛してる」の反対
百年の初恋
青春時代に必要な条件
待っているのは薔薇色の煉獄
点数稼ぎの恋愛事情
雨上がりリバーシブル
折り返しの旅人
いつしか消えゆく黄昏の
萌える緑を胸いっぱい
それならいっそ最後まで
移ろいゆく運命(さだめ)
手に入らなければよかったのに
泣かないで、わたしはきみの一部になるの
打ち上げられたココロヒトカケ
さあ僕の名を呼べ
脆い部分を剥き出しにしたまま
露見したいつかの過ち
キミがわざと突きつける刃物に隠しきれないかわいい甘さ
花ざかりの白昼夢
傷を舐め合い堕ちてゆく
上がったり下がったり時に極端なほど
壊れやすい硝子の仮面
これで終わりになるのならそれでもいいと思っていた
案内人は不確かに
必ず帰ってくるよと誓えない約束を交わした
衝動的な結末
天秤は未だ釣り合わない
詠み人知らずのあいらぶゆー
生きゆく代償として
ねぇ、大嫌いなあなたを想ってわたしはもっと綺麗になるわ。
はにかみの仮面紳士
切り刻まれた、命運という名の
空白のオヒメサマ
惜別の青春時代
手を取り合って跳べ
ポケットに仕舞い込んだ手のひらは孤独で
籠の中の鳥はもう飽きたから
譲れないものを背負い込んで
哀しみに沈んだまま
絡まった枷を脱ぎ捨てよう
「空がきれいだよ」電話越しのきみの声
目の前で打ち砕かれた希望という名の
重力に逆らって生きてみて
綺麗なものだけを見ていたかった
傷つけあって理解したつもりになって
目隠しと枷で飼い慣らし
かつての少年少女
静かな夜に刻むリズムは子守唄
恍惚の宴
ぼくは世界を捨てるよ