君にとらわれる

「雪だあ…!」

朝起きて外を眺めたら一面の雪景色。私はいてもたってもいられなくなって、急いで着替えて外に出た。

思っていたよりも積もっている雪についはしゃいでしまう。もしかしたら雪だるま作れちゃうかな?などと考えていたら、突然、後ろから抱きしめられた――将臣くんだ。

「捕まえた」

悪戯っぽく耳元で囁かれて、私の頬は熱を途端に持つ――将臣くんはずるい。いつもは大抵素っ気なくて何でもない振りをしているのにこうして時々私を翻弄する――そんなことされて逃げることなんて出来る訳ないんだから。

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長らく拍手お礼として置いておいたものです。季節外れにも程がある・・・





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