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「鈴野コラアアア!教室の扉は静かに開閉しろって何回言ったあああ!!!」
「ひいーっ、ご、ごめんなさいい!」
それからというもの、食堂や教室で子供たちを叱りつける花形の姿が多々見られるようになった。
花形を嫌っていた親衛隊や一般生徒たちも、よく花形に会長たちのしつけ方を相談しにいっている。
王道に巻き込まれ、哀れな生け贄になるはずだった大人しい平凡は、実は最強のオカンだった。
母は強し。母を怒らせることなかれ。
「クソガキどもこらあああ!!!!」
「ご、ごめんなさいおかあさまー!!」
―――ああ、おかあさまには適わない。
end
→あとがき
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