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一夜は、掴んでいた手を離し逃げられないように腰をしっかり両手で押さえ込んでいる。
強い快感に、一夜を引きはがそうと髪をつかむけど、ちっとも力が入らない。
｢あ、あ、だめ、一夜、だめぇ…！
は、なして、出ちゃう！で、ちゃうよぉ！｣
｢…ん、いいよ、和也。
……イッて。｣
｢あ…、だめ、だめぇ、…ッイク、いく、イッちゃ、っ、―――あああああ!!｣
強く吸い上げられ、我慢できずに一夜の口に放ってしまった。
びくびくと、イッた余韻に体が痙攣する。はあはあと、息を整える。
｢ひっ！な、なに…？｣
ぴちゃ、とお尻に何かぬるぬるした物がかけられた。
冷たさにびっくりする。
｢ローションだよ。これで慣らさないと、和ちんが痛い思いしちゃうからね。｣
｢な、なんでそんなもんが家に、つかお前のベッドサイドにあるんだよ…｣
｢そりゃもちろん、いつか和ちんとこういう日が来るときのために用意してたのですよ！えへ。｣
こ、こいつ、そんなもん常備してたのか！
準備いいでしょ？とにこにこ笑う一夜。
お、俺と、そうなるつもりだったって…
改めて、一夜が俺をそういう対象に見てくれていたと知って、顔が真っ赤になる。
｢あ…っ｣
ぬるりと、後腔に一夜の指が入ってきた。
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