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起きて身支度を整え家を出る。
もう何度も歩いた通学路。
同じ制服を来ている人達に紛れ今日もあの学校に。
そう、並盛中学校へ。
校門に立っている明らかにヤンキーの成りをしている風紀委員の人達を横目に教室に向かう。
「あっ海ちゃんおはよう!」
「おはよー海、相変わらず眠たそうな顔してるわねぇ」
「おはよう京子、花。私は低血圧だから朝から元気なんて有り得ないよ。てことで2度寝するから先生来たら起こして」
「はいはい」
京子と花に挨拶を済ましいつも通り自分の席に座り寝る体制に入る。
(確か今日だった、)
寝る体制に入ったが眠気はこなかった。
それはあることが頭に入って寝てる場合ではないから。
そう、今日だ。
獄寺隼人が転校してくる日。