・朝霧家
朝霧雫 15歳 158cm
国連事務総長である朝霧海奈と科学者である朝霧皐月の実子。黒い長髪と蒼い瞳が特徴的、美人というより可愛らしい顔付き。生後間もなく、異世界の老夫婦にあずけられていた元苛められっ子。親ゆずりか、地味に神通力が使えて地味に強い。
生い立ちのためか、両親に甘え気味なティーン。
テロリストに襲われたり誘拐されたり人質にされるなど、修羅場を経験してきた為か、最近では肝が据わってきている。また父親譲りか、交渉力に長けており口八丁でトラブルを避けることも。基本的にポケモンバトルは好まないが、必要なら相手を傷つけることも辞さない性格。良く言えばリアリストである。
好きなものは甘いもの全般 嫌いなものはピーマン
手持ちのポケモンは
桔梗 ゾロアーク♂
霞 ギラティナ♀
楓 キュウコン♀
東雲 フカマル♂
朝霧皐月 29歳 165cm
名門シンオウ大学医学部卒のかつて国連の機関にてウイルス研究をしていたマッドサイエンティスト、雫の実母。祖父はドイツ人で祖母は女優、代々医者の家系である。そのため、東洋人にしては彫りも深く、整った容姿は雫と瓜二つ。
かつて国連によるテロリスト狩りに使用される予定であった殺人ウイルス、リムファクシと解毒剤のシンファクシを生み出した科学者。狂犬病ウイルスの遺伝子を基に生み出したそれは、感染爆発を引き起こすものであった。そのため、ウイルスとサンプルを処分した皐月はルギアとホウオウを連れて研究所から逃げ出した。
好きなものは寿司(特にサーモン) 嫌いなものは特になし
手持ちのポケモンは
さっちゃん(桜) サザンドラ♀
ふーちゃん(風香) フライゴン♀
ぼーちゃん(美月) ボーマンダ♀
みーちゃん(夏目) ミロカロス♀
イヴちゃん(日向) エーフィー♂
ブーちゃん(夢月) ブラッキー♀
因みに()はポケモンの名前で、〜ちゃんは愛称である。
朝霧海奈 31歳 185cm
現国連事務総長、美しい銀糸のような長髪の男性、若きエリート。そして大海を統べる伝説のポケモン、ルギアの擬人。二十代で現在の地位に就いただけあり、かなりの優秀な人。懐が深く、部下の裏切りや背信すら受け入れる。特に神様ゆえか、カリスマ性に長けている。そのため、「白いヒトラー」と揶揄される事もある。一部の評論家は海奈の存在を「大戦に繋がる悪」と批判するが、大多数は彼を受け入れており、世界中で宗教のように信者を増やしている。現在の地位に就いてまだ数年だが、既にいくつもの紛争や虐殺を止めており、高い外交能力を有している。
好きなものは刺身 嫌いなものは刺激の強い料理
・朝霧家の周りの人々
カンザキ ヨウイチ 29歳 192cm
国連事務総長特別代行、海奈の友人兼皐月の幼馴染。大抵はスーツにオールバックという格好。既婚者子持ち、ちなみに皐月に告白して振られた。防衛大学校出身の元陸上自衛官、最終の階級は三佐。自衛官時代にレンジャー試験をパス、空挺部隊や交換武官としてデルタフォースの訓練課程を経験している。その後は表向き自衛官を退役して、国連職員と米軍(主にCIA)との連絡将校を勤める叩き上げのエリート。自衛官時代や交換武官の時のコネクションを使い、様々や政治家や軍人、大使館と繋がっている。腹違いの兄がいて、両親との仲が昔はあまりよろしくないらしい。
十代の頃、紛争に補佐官として派遣された。そこで同い年くらいの子供を射殺、重度のPTSDに陥った。その後、紛争地域で自身を守るために何人も射殺した過去を持つ。そのためか自身や周囲の人間に害を成す人間やポケモンを消せる人間である。レンジャー試験をパスした元自衛官らしく、普通自動車免許の他に大型特殊自動車、大型自動二輪、ヘリコプター、小型機の操縦免許も持っている。
手持ちのポケモンは
クレア バクフーン♂
ルーク ルカリオ♂
ベルガ ラプラス♀
ソウエン バンギラス♀
センゴク カイリュー♂
アヅチ ガブリアス♀
好きなものは唐揚げ 嫌いなものはグリンピース
ピョートル・ヴォルコワ 15歳 155cm
マサゴタウンの隣町、フタバタウン在住のポケモントレーナーの女の子。ナナカマド博士の孫である希一とは親戚で、彼の父方の祖父がナナカマド、母方の従姉妹がペトラである。そのため、博士と血縁関係ではないが、その仲はごく普通の祖父と孫のようなものである。もともと希一の叔父がロシア出身のペトラの母親と結婚して彼女が生まれた。そのため、外見は北欧系の娘で昔から何かとからかわれてきた。特に北国の人間らしく、決め細やかな白い肌と青の入った黒髪は人形のようである。
かつてポケモントレーナーとしてシンオウ地方を旅して、ジムリーダーを全員倒したがチャンピオンに敗退した。そのため、シンオウチャンピオンではないがジムリーダーに負けないバトルの実力を持っている。雫とは拳で語り合った仲(?)であるためか、腹の内を曝け出せる仲でもある。同郷で幼馴染のケイとは、友人以上恋人未満の関係である。
愛称はペトルーシュカ、あるいはペトラ。因みにピョートルとは男性名である。
手持ちのポケモンは
葵 エンペルト♂
茜 バシャーモ♀
黒江 サーナイト♂
白江 マニューラ♀
空良 チルタリス♂
浅黄 サンダース♂
好きなものはすき焼き、 嫌いなものは納豆
日下部 ケイ 14歳 165cm
フタバタウン在住のポケモントレーナーの少年、ぺトラと希一の幼馴染。因みに苗字は「くさかべ」と読む。無口で基本的に無表情、しかし感情その物は持ち合わせているようで、しばしばぺトラにそれを指摘される。もっとも、彼の感情の変化を読み取れるのは両親とぺトラくらいである。癖のある金髪と青い目が特徴的、また関節技に長けており、何らかの格闘技を習っていた模様。因みにシンオウ地方の四天王の一人、キクノの孫である。
手持ちのポケモンは
雲雀 ドダイトス♂
玄武 ドサイドン♂
蒼龍 シャワーズ♀
白虎 アブソル♂
朱雀 ゴウカザル♂
百舌鳥 ムクホーク♂
好きなものは抹茶系の食べ物 嫌いなものは唐辛子など辛いもの
月成 希一 16歳 170cm
ナナカマド博士の孫で、ぺトラとケイの幼馴染。苗字は「つきなり」と読む。
ジョウト地方エンジュシティ出身のポケモントレーナーで、お調子者。だが、ポケモンバトルの腕は本物で、様々なリーグや大会を制覇してきた凄腕のポケモントレーナーである。顔は整っており、普段は黒髪を白いニット帽の様な帽子の中にしまっている。ナナカマド博士は父方の祖父で、ぺトラは母方の従姉妹である。将来の夢はポケモンレンジャー、性格はとても熱く、相手の挑発にもすぐ乗ってしまうのはたまに傷。因みに手持ちのポケモンはポン太以外トランプに由来する。
手持ちのポケモンは
ポン太 マッスグマ♂
キング ボスゴドラ♂
ジャック ジュカイン♂
エース オノノクス♂
ダイヤ ジャローダ♂
クイン ダイケンキ♀
好きなものは和食全般 嫌いなものは脂っこいもの
ナナカマド博士 60歳 175cm
甘いもの大好きなポケモン生態学の博士。名門シンオウ大学の名誉教授でマサゴ研究所の主、希一の祖父に当たる。既婚者で奥さんは不明、十数年前、まだ子供であった皐月と陽一の恩師にあたる。当時から二人っを知っており、「とてもやんちゃな陽一と思慮深い皐月君には苦労した」(博士談)と漏らすほどの腐れ縁。国連の研究にスカウトが来るほどの研究者であるが、その内容を忌み嫌い辞退。結局一番弟子であった皐月が志願してしまった。
研究者や教育者としての腕は一流で、数多くの学会や研究書で名をあげている。そのため、世界各地の有名人とも既知の仲である。
好きなものは甘い物 嫌いなものはスナック菓子
・擬人
桔梗 18歳 178cm
幻影を操るポケモン、ゾロアークの擬人。黒の長髪に赤いメッシュの入った青年。国連情報局特別警護部の局員。元はイッシュ地方で家族と共に暮らしていたが、一年前に人間の焼き討ちに合い、故郷と家族を失った。その時にカンザキに拾われ、UNIAで特別な訓練を受けた。そのため柔軟な身体と優れた運動神経、そして幻影を使い相手を翻弄する優れたエージェントとなった。しかし性格は至極穏やか、時折無粋な発言や人当たりの悪い言葉を口にするが、根はとても良い。過去の経験のため、人間を信頼していないと本人は漏らすが、雫に対してはそこまで警戒しておらず、それなりに打ち解けられている様である。
自衛隊時代の経験を元に、カンザキに鍛えられている為、自動車の運転や銃火器の扱い、格闘技に長けている。特に警護部の局員らしく、観察眼や状況把握にも長けている。因みにハンサムと分類できる顔立ちだが、如何せん性格がヘタレの為、残念なハンサムに留まっている。
好きなものは木の実 嫌いなものは味付けの濃いもの
霞 二十歳前後 185cm
反転世界の王者、ギラティナの擬人。ハリウッドのトップ女優や世界のトップモデルすら己の外見を恥じる程の美貌の持ち主。福与かな胸と括れた腰、妖艶な尻と男の目を奪い去る完璧なプロポーションと映える様に輝く金髪が特徴。しかし、一度口を開けばそこらの男よりも男らしい、男の中の漢、とも言える豪傑な性格である。しかもあらゆる分野に精通しており、自動車は勿論、大型バイクに飛行機、ヘリコプターに大型船、射撃に格闘術、語学、コンピューターの扱いなど、所謂天才である。どれ程の実力かは定かではないが、本人曰く「ライフルがあれば一キロ先のコーラの瓶の飲み口を破壊でき、ラップトップコンピューター一台で米空軍の司令部をハッキングしてタクシー代わりに戦闘機を呼び、一株あれば大会社の筆頭株主までのし上がれる」だそうである。因みに未婚である。
好きなものは可愛いもの 嫌いなものはお化け
鴇(とき) 二十歳前後 160cm
時間を司る神、ディアルガの擬人。青い長髪の持ち主。幼馴染の霞と違い、体つきには恵まれておらず、良く言えばスレンダー、悪く言えば幼児体型(幼馴染の中で一番小さい)。本人もそれを気にしているらしく、それについて触れると漏れなくタイプ一致ドラゴンクローがお見舞いされる。本職はマサゴタウンで仕立て屋を営んでおり、主に擬人向けの衣服を仕立てている。因みにもう一人の幼馴染の天と入籍しており、今は絶賛新婚ライフを満喫している。家事は一通りでき、夫に尽くすタイプの良妻である。伝説のポケモンであるが為、なかなか妊娠できないのが悩みである。
好きなものはすき焼き 嫌いなもの、というか苦手なものは泳ぐ事
天(そら) 二十歳前後 182cm
空間を司る神、パルキアの擬人。ギラティナの霞とディアルガの鴇とは幼馴染。筋肉質の身体と赤い髪が特徴、元々髪の毛はピンク色だったが、本人曰く「派手過ぎる」との事。そのため、現在では赤く染めており、時たまフレンドリーショップでヘアカラーを買う姿が目撃される。今はマサゴタウンで入籍した鴇と共に暮らしており、フリーのジャーナリストとして活躍している。絶賛新婚ライフを満喫中。因みに収入は鴇の方が何倍も多い。
好きなものは鴇の手料理 嫌いなものはゴキブリ
陽 三十歳前後 185cm
ルギアと対になる伝説のポケモン、ホウオウの擬人。シンオウ大学ポケモン生態学助教授、ナナカマド博士の助手である。金色の長髪に赤いメッシュの入った優男で海奈の幼馴染である。元は国連に捕まり、皐月を中心としたウイルス実験の被験者であったが、それを悔いた皐月によって逃がされ、紆余曲折を経てナナカマド博士の助手に納まっている。博士には遠く及ばないが、研究者としての腕前は非常に良く、学生からも慕われている。なのに結婚できない。社会的地位もあり、収入も顔立ちも良い、なのに結婚できない。最近では未だに未婚である事を悩み、婚活を密かに始めている。
好きなものは揚げだし豆腐 嫌いなものは焼き鳥てか鳥料理
その他
椿 二十歳前後
青の入った黒髪に、赤いメッシュの入った女性。国連情報局諜報部の局員。普段は女性物のビジネススーツを身に纏っており、カンザキから直接指示を受けている事から彼の直属の部下と思われる。元は局員でも何でもなく、一年前にカンザキに拾われたらしい。常人離れの運動神経を持ち、時には破壊工作に従事する。
好きなものは果物 嫌いなものは害虫
周防 恐らく二十代半ば
『兄さん』と呼ばれる人間の女性秘書官。スケジュールに五月蝿く、かなり神経質らしい。トレードマークは細いフレームの眼鏡。
・投資銀行『グローバル・ホーク』
豪華客船『クイーン・ユリアナ』を拠点に世界経済の裏で暗躍する新興投資銀行。頭取はコバルト、副頭取はダンテである。
コバルト 二十代前半
銀髪のセミロングの髪とコバルトブルーに輝く瞳を持つ若い白人女性。コバルトはコードネーム。投資銀行グローバル・ホークの頭取で、カンザキの非公式の活動をサポートするパトロンでもある。同銀行を十代前半で立ち上げる程の投資と株取引の才能を有しており、専用の豪華客船クイーン・ユリアナを駆使し、あらゆる場所に姿を現す神出鬼没の女性である。しかしプライベートにおいてはかなり雑な性格のようで、普段はスーツを着こなすが、一旦それから離れるとシャツにハーフパンツといった格好である。カンザキとはそれなりの付き合いであるが、彼の事は信頼してないようで、隙あらば寝首に噛み付こうとする等、虎視眈々な性格である。
最近では『パンドラ』と呼ばれる何かを開発しており、既に全体の九割が完成しているようである。
好きなものは紅茶 嫌いなものはお酒
ダンテ・アリギエーリ 二十代中盤から後半
淡い紫色の長髪を一つに束ねた成人男性。投資銀行グローバル・ホークの副頭取。その素性は一切不明で、僅か三ヶ月で副頭取の椅子を手に入れた。その手腕や能力、思想に経歴、全てが不明で、唯一真実を知っているのは頭取のコバルトだけと思われる。唯一わかるのは、『パンドラ』の開発に携わっている事だけである。
好きなもの嫌いなもの、共に不明
・『T・R社』旧ロケット団
アポロ 二十代後半から三十代前半
資源開発を生業とする企業『T・R社』の代表取締役兼専務。元秘密結社ロケット団の最高幹部。同組織が瓦解した後、生き残った団員達と共にダミーカンパニーの一員となる。元々は国連のダーティーワークをこなしていた為、カンザキなどの国連高官と繋がりを持っており、それを駆使して組織を守り抜いてきた。現在は首領であるサカキの帰還を心から待っている青髪の青年である。
好きなものは糖分 嫌いなものは強い香辛料
ランス 二十代前半から後半
『T・R社』社員、無類のヤドン好き。放っておいたら一日中ヤドンと触れ合う少し残念な青年。元は秘密結社ロケット団の実働部隊幹部。組織の生存よりも、サカキの帰還を望む忠誠心の厚い緑髪の青年。
好きなものはヤドン 嫌いなものは子供
・イルクーツク・カンパニー
創業年数三桁を超える老舗の巨大企業。世界恐慌や金融危機、石油危機を乗り越えてきた兵(つわもの)だが、リーマン・ショックに始まる不況で徐々に経営難に向かいつつある。元は資源開発、投資、製薬を基盤に活動してきたが、それらを柱として、海運、軍事、工業、食品、化学、宇宙開発の分野にも事業展開してきた。極一部にしか知られていないが、子会社にテロ組織『ULTIMATE』を飼っており、裏仕事を一任している。
社章は一つの王冠を奪い合う二匹の黒豹である。
セルゲイ 二十代半ば
イルクーツク・カンパニーの現地法人『イルクーツク・ジャパン』の専務を務める白髪の青年。普段から上物のスーツを身に纏い、手首に腕時計を巻いている。テロ組織『ULTIMATE』を嫌っている節があり、彼らの言動に難色を示す事もある。因みに彼らの要請で武器を用意した事から、一部の武器売買に関わっている疑いもある。
チェンコフ 年齢不詳
セルゲイの傍に控える細身のオールバックの男。大抵は運転手など、セルゲイの秘書的役割をこなす。
黒い迷彩服の男 年齢不詳
セルゲイの護衛、常にガスマスクと黒の迷彩服を身に纏う不気味な男性。年齢国籍全てが不明である。
・テロ組織『ULTIMATE』
巨大企業イルクーツク・カンパニーの子会社。主に同社の裏仕事を片付け、その構成員は犯罪者や特殊部隊上がりが多い。リーダーは白人男性のオルロフ。実働部隊に『ヴェルトロ』(猟犬)がある。主な拠点は世界最大クラスの貨物船『クリスタル号』である。そのスペックは『総トン数 260,8512トン、載貨重量トン数 564,743 トン、全長 458.45 m (1,504.10 ft)、垂線間長 440.7m、、型幅 68.8 m (225.72 ft)、型深 29.9 m、吃水 24.62 m、
機関 蒸気タービン 2基、主機出力 50,000馬力、速力 15.3ノット』
オルロフ 五十歳前後
ULTIMATEの指導者、白人男性。元はイルクーツク・カンパニーの幹部社員であったが、人事異動でテロ組織のリーダーに就任した。
エイブル 二十代後半から三十代前半
オルロフに雇われた凄腕の女性工作員、毒々しい口紅と茶髪、全身が筋肉の鎧に覆われているのが特徴。元は戦争孤児だったが、何とか生き延び、身に着けた技術を元に世界中の独裁者やテロ組織に雇われてきた。時には相手と寝る事もあり、今でも当時の相手と繋がりを持っている。手持ちのポケモンは雌のスイクン、ミランダ一匹のみ。密猟に合っていたミランダとエイブルが助け、それ以来パートナーとなっている。
ニコライ 45歳
ロシアの特殊部隊出身の男性、幼児嗜好者。エイブルの副官、顔の右半分に龍の刺青を彫っている。暴力に物を言わせ、女性や子供を獲物としてきた。シンジ湖の湖畔の雑木林で、カンザキに首の骨を折られて死亡。
ユーリ 四十歳前後。
ロシアの特殊部隊出身の男性、殺人鬼。エイブルの副官、目に切り傷がある。腕の良い隊員であったが、ある作戦中に民間人を殺害、部隊を追われた過去を持つ。シンジ湖の湖畔で国連に生け捕りにされる。
アレン
エイブルと共に雫の誘拐作戦に参加したテロリスト、元合衆国兵。シンジ湖の湖畔の雑木林で待機中、カンザキに首を刺され死亡。
ケイト
作戦に参加したテロリスト、地中海沿岸の南北問題が激しい国の出身。元は学生運動に身を投じていたが、度が過ぎて国を追われた女性。シンジ湖の湖畔にて、椿と交戦。太ももに重傷を負い、生け捕りにされる。
ネス
ケイトと共に逃走時の為に待機していたテロリスト、恐らく椿によって射殺された模様。
ジェームズ ジェフ ジャック ローズ クロウ マーシャル サム ケインズ ハボック
作戦に参加したテロリスト達。生死は不明。
・擬人
伝説のポケモンや、幻のポケモンのメリット。人の姿に変身し、人間社会の中でも生きていける術。一般的に通常のポケモンが擬人になることは不可能であるが、極一部の先天性の才能や経験を積んだポケモンは擬人化が可能。また、人間とポケモンの間で子を作ることは不可能というのが通説ではあったが、どうやらその限りではないようである。
・国連
カンザキや海奈の所属している巨大な組織。その加盟数は195ヶ国。ただし、これは日本政府が国としているものも含んでいるために、その数には誤差がある。その組織力は合衆国を遥かに凌ぎ、平和維持軍というなの国連軍(ほぼ海奈などの幹部の私兵)が存在している。事務総長の筆頭補佐官が特別代行、その権限も事務総長と同等である。職員はいずれも銃器の携帯が許可されている。
・UNIA
The United Nations Intelligence Agency(国連情報局)の略称。元が冷戦時代の米ソの対立に伴い、核兵器を使う第三次世界大戦を防ぐ目的でCIAやNSA、KGBなどの諜報機関から情報を集めて評価・判断する機関であった。ソ連崩壊後に核戦争の危機も去り、当初は解体される予定であった。しかしテロの時代を迎え、今度はテロ防止という名目で規模を拡大させた。それはCIAやモサドを超えて、世界中でプライバシーの侵害や国連加盟国における強力な権限による民間人に対する暴力という新たな問題も生まれた。