今日は天才的な俺、丸井ブン太の誕生日だ。
昨日から女子が何やらきゃあきゃあうるせぇと思ってたら俺の誕生日になにをあげるか話してたらしい。やべっ俺かなりもてもて?まあ、当然だろぃ。そんなこと同じクラスの仁王に言っていると生意気な後輩、切原赤也がきた。


「何言ってんすか」

「あっ!よう赤也!
見てみろぃ、このお菓子の量!
羨ましいだろぃ?」

「べつに〜
俺丸井先輩みたいに
いやしくないっすから。」

「ああ?んだよその言い方
自分がモテねーからって
ひがんでんじゃねーよ」

「なっ!
…なんであんたみたいのが
モテんのか良く分かんねぇ。」

「まぁ、俺は天才的だかんな」

「…ちびのくせに」

「ああん?
つかなんなのお前さっきから。
やから絡んでくるよな」

「……」

「なんだよ」

「そんなに嬉しいんすか。」

「あったりまえだろぃ?」

「……」

「だから、なんだよ?」


今日のこいつなんかおかしくね?いや、いつも(髪が)おかしいけど今日はとくにおかしい。


「なんかあったのかよ?」

「…先輩が女共にお菓子貰って嬉しそうにしてんのが気にくわねぇの!」

「は?」


俺が女子からお菓子貰って嬉しそうなのが気にくわねぇってなんだよ。


「なんで気にくわねぇの?」

「は?」


え、なんかさらに睨まれたんだけど…っ!え?なになになに?


「ここまで言ったら普通分かりますよね?!」

「いや、分かんね−だろぃ?!」


そうゆうと赤也は、「はぁ〜」とでかい溜息(何かうぜぇな)をついた。それを合図にか、赤也は一気に喋りだした。



「先輩が俺以外の人に何かをしてもらって喜ぶのがやなの!」

「俺があげたら嬉しそうにせず普通に食べるし?」

「女子には笑顔とか振り撒くし、優しいし」

「それに比べて俺にはいつも毒舌だし、お菓子あげないと暴力を振るうし」

「そのくせ優しくしてくるしお菓子も俺にくれるときあるし」

「いつもいつもいつも!
先輩の馬鹿あほでぶ」

「おいこらちょっと待て」

「でも!」

「でもそんな先輩が
俺は大好きなの!」


いきなりの告白なんて困るし、ましてや男なんて無い。
……無いと思ってた。だけどいつの間にか目の前の後輩が可愛く見えて抱きしめてた。


「え、ちょ、先輩…?」

「…俺さ、いきなり告白されても困るし、」

「…うん」

「男なんか無理」

「…っ…うん…」

「……だと思ってた」

「え?」

「前まではそうゆう感じだったけど今はお前が凄く可愛い見えた。」

「せんぱ…、」

「俺も好き、かな?」

「…俺から急にされて勘違いかも知れないんすよ…?」

「それはない」

「でも…っ」

「もうお前ちょっと黙れよ」

「んっ」

「俺が好きって言ったら好きなんだよ」

「…さっき疑問形だった」

「はぁ、」

「なんすか!」

「好きだぜぃ」

「……はいっ」

「何ニヤついてんだよ!」

「んふふふ〜っ」


やべっ
こいつ可愛すぎんだろぃ?!
何この照れ笑い……っ!
俺の方がはまりそう。まぁ、ゆってやんねぇけど。





(つか、妬いてくれてたとか嬉しすぎる。)





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mzsh!」様に提出です!

赤也がなんか乙女になっちゃいました。←
というか、私の書く受達なんか乙女くさい…←←

丸井先輩の誕生日のやつなんですけど途中で誕生日が関係無くなってしまいました!申し訳ありませんでした!!

では、こんな素敵な企画に参加させていただいてありがとうございました!

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