069 真実はいつも一つのマネー!!
「な…なんと…中から人が!!」
…だからチェルベッロは奴を人間と認識して、戦いに参加させてたってわけか。
「…え、こ、この人…九代目…!?」 「!!そんな…なぜここに?!」
九代目…ザンザスの父親か。 しっかし似てねーなーああいや、そうでもなかった。 眉毛がそっくりだった。
心配したリボーンと…なんか片目を隠している中二くさい子が駆け寄っていく。
「ちっモスカの構造…前に一度だけ見たことがある。九代目は…ゴーラ・モスカの動力源にされてたみてーだな」 「!動力源?!」
『!…どうりょくげん?』 「物が動くために使う元のエネルギーのことだよ。」 『へー』
んーどこの国の言葉かと思っちゃったよ。
「ど、どーして!?」
ダメツナが情けない声を上げる。 今にも泣きそうな声。
「どーしてじゃねぇだろ!」 「!?」
つーかなんで二人とも言葉を伸ばす?
「てめーが九代目を手にかけたんだぞ」 「オ、オレが…?」
そうだねェ、まあしょうがねェんじゃねーのか? まさかあのゴツイ機械の中に人が入ってるなんて、誰も思わねーよ。
…なるほど、それをザンザスは狙っていたのか。
事実、ダメツナが自身で振るった拳によって九代目は瀕死の重体を負っている。 それを理由にダメツナを討ったとなれば、自分の人気はうなぎのぼりだと。
なかなか策士だねェ、ゲームの中でもいかせればいいのに。
「そ…そんな事の為に…!!」
あらあら泣いちゃったよ。中二にもなって…
『…ホントにカタギの人間だったんか、まぁ私もだけどね!!』 「いや、もうちひろは裏の世界に足をつっこんでるよね。」 『お黙りんごじゅーす!!』
すると、泣いていた彼はスクッと立ちあがった。 何かを決心したかのように。
「XANXUS」
うわっ読みずらっ ローマ字読みしたら“ぁんぅs”だよ!!もはや言葉じゃなくなったんじゃね?
「そのリングは…返してもらう…」
…え、何?話についていけない。
一回負けたの?ザンザスに?…ああ、反則負けね。OKOK、ばっちりよ。
「何が?」
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