書庫 オリキャラ一覧


原作には登場しないキャラの名前と設定です。
夢小説の主人公とは違って、ほぼ全員人生を狂わされたり死んだりと、ろくな目に遭っていません。
簡単なあらすじも書いてありますので、ネタバレ注意です。



オーガン『可愛い女の子いるし、うまいもん食えるし!!』
怠け者の不良少年。明るくマイペースで空気が読めないところがある。
ある晩誰もいないはずの書庫で美しい少女を見かけ、意気投合してその場で結ばれるが、彼女はセイルという名以外は何も語らなかった。
日々窶れていくオーガンを不審に思ったラエスリールと闇主は彼を尾行し、少女が外部から侵入した魔性『清留』であると突き止める。
二人は清留を攻撃しようとするが、オーガンはそれを止め、自ら編み出した捕縛の術によって彼女を鏡に封じる。彼の技は一時捕縛という独自のもので、通常のように永続的な封印が出来ない代わりに、対象をいつでも呼び出して使役が可能という、召喚に近いものだった。
『清留』を護り手にした彼は、捕縛師としてさらなる成長を目指す。
<余談>
その後原作にオルグァンというキャラが登場し、名前が若干被ってしまったのが惜しまれる。性格的には対極。
登場作品・ノベルゲーム『オーガン編』

清留(セイル)『楽しければそれでいいじゃない』
内部の者の手引きで浮城に侵入した、少女姿の妖鬼。人間には敵意もなければ善意もない。いわゆる色魔で、オーガンを誘惑し逢瀬の度に『気』を吸い取っていた。
しかし彼に対する想いに偽りはなく、騙されていたことに全く腹を立てない鷹揚さや、物事にこだわらない器の大きさを見せつけられ、改めて惚れ直したらしい。
登場作品・ノベルゲーム『オーガン編』


アリヴェズ『私に居場所なんて、ない』
浮城の機密を盗み出すために大国から送られたスパイ。目立たず地味な少女であるため、誰も彼女を疑いはしなかった。比較的安全な魅縛師を志望していたが、運悪く破妖刀に選ばれてしまい、そこから歯車が狂い始めた。護り手・有葉への苛立ち、外部から招き入れたセイルがオーガンに恋するなど、予定外の出来事が立て続けに起こる。
最後は正体が露見し、祖国からも見捨てられて命乞いをするが、罪は許されず収監される。
牢まで面会に来たオーガンは、「大人しい子だと思っていたけれど(スパイなんて)格好いいな」と笑顔で言い放ち、アリヴェズを呆れさせた。
登場作品・ノベルゲーム『アリヴェズ編』

有葉(ありは)『なにか隠してないか。友達、だろ?』
青年姿の妖鬼。体格は立派だが、頭の回転がやや鈍い。アリヴェズの正体には気づいておらず、初めて出来た人間の友達だと思っている。
破妖剣士の護り手として、戦闘においては別人のような火力を発揮するため、アリヴェズは彼の機嫌を損ねないよう振る舞わなければならなかった。
登場作品・ノベルゲーム『アリヴェズ編』


志奇(しき)『手のかかる人だなあ。そこがいいんだけどさ』
捕縛師カーガスの忠実にして有能な護り手。手のひらに収まる小人サイズで愛らしい少年の姿をしており、物腰は柔らかく、知略に優れている。カーガスを『貴女』と呼び、気性の激しい彼女を宥め、あるいはからかう毎日を楽しんでいた。
『翡翠の夢』において主人の命の危機に間に合わず、また彼自身も浮城の住人を殺した罪で、破妖刀によって処刑される。その際、浮城は近いうちに崩壊すると言い残した。
元は城持ちの妖貴だったが、柘榴の妖主に刃向かった結果、力を大幅に削られて幼い姿になったという過去がある。
登場作品・ノベルゲーム『志奇編』・小説『嗤う砂塵』

シバ『いつもあんな調子なのかい』
捕縛師。優男で女性に人気があるが、思い詰めてしまう性格。恋人を作る度に激しく嫉妬しては別れさせようとする、護り手の夢依に悩まされている。志奇を護り手にしているカーガスをうらやましがり、冗談交じりに「交換しないか」と持ちかけていたせいで、彼女には激しく嫌われていた。
そんな心の隙を突かれ妖鬼に体内への侵入を許し、操られた末、護り手を手にかけてしまう。その後浮城へ危害を及ぼそうとしたため、やむを得ず対処した志奇によって妖鬼ごと葬られる。
登場作品・小説『嗤う砂塵』

夢依(むい)『お願いだから、私だけを見ていて』
志奇の古くからの知り合いで、シバの護り手。常に頭が下を向いている少女。
快活で人懐っこい反面、恋愛に関しては嫉妬深く、良く言えば一途で、対象が死ぬまでは他に心を移すことはない。妖鬼に操られたシバに反撃することが出来ず、絶望のうちに殺される。
登場作品・小説『嗤う砂塵』


虹芽(にじめ)『単なる気まぐれと……思っておりました』
王蜜の妖主の配下の妖貴。かなりの古株だが、主の信頼はあまり得られていない様子。チェリクの存在を快く思っておらず、柘榴の妖主に二人の仲を引き裂くよう懇願した。
後に成長したラエスリールと闇主の前に現れ、戦いを挑むが敗北する。
登場作品・小説『黄金柘榴』『赤と黒』

李燃(りねん)『どうしました、金の姫君』
闇主の配下の妖貴。強い相手と戦うことを楽しみとする変わり者。ラエスリールの護衛を命じられたのを好機とし、一戦交える機会を伺っていた。
戦闘欲を抑えきれず街の人々を巻き添えにし、ラエスリールたちにお灸を据えられるものの、死期が近いこともあり諭されて二人の前から姿を消す。
登場作品・小説『騒乱の影』

リロ『あたしを殺して下さい』
過去に存在した、白焔の妖主と瓜二つの美貌を持つ少女。若い紫紺の妖主に目を付けられ拉致、叶わぬ恋の身代わりにさせられる。
彼女自身も紫紺の妖主に恋しており、両者にとって不幸な結末を迎えた。
登場作品・小説『千紫万紅』

ディオウル『何をしたか、だって?何もしなかったんですよ』
セスランが世話をしていた内気な子供。浮城の訓練を受けても芽が出ず、故郷にも戻れず、近隣の街に身を潜める。遠くに浮かぶ城塞を眺めるうちに月日が経ち、青年となった。
慕ってくれる葉蛾実の存在には救われていたが、彼女が自分を守るために密かに罪を犯していることには気づかず、追ってきたセスランに引導を渡される。「もう一人のラエスリール」のような存在。
登場作品・小説『消えゆく果実』

葉蛾実(はがみ)『あなたを守るための力を』
蛾のような羽を持つ妖鬼の少女。浮城の中でも実力は上位に属する。
ディオウル専属の護り手ではなかったが、彼を追いかけるような形で出奔した。本来の主人の存在などは不明。
ディオウルとの穏やかな生活を維持するため、眷属の心臓を喰らっていた。その中に浮城の護り手も含まれていたことから、ラエスリールやセスランによって捕らえられるが、人間は殺していないため処刑は免れた。
登場作品・小説『消えゆく果実』


ウルシーア『そうね……浮城に戻ったら、ちゃんと』
スラヴィエーラを昔から慕っていた捕縛師の女性。年齢の割には幼く振る舞う。
マイダードとチームを組んで妖鬼と戦っていた際、封魔具の壺を破壊され実力を発揮できず、彼の目の前で惨殺される。
登場作品・小説『陰口』『別れの杯』

レイテル
血気盛んな破妖剣士。連携を乱した末に妖鬼に殺される。
サリス
捕縛師。レイテルを助けようとして殉死。
アーシェイン
捕縛師。サリスの巻き添えになり殉死。
登場作品・小説『別れの杯』

グレザール『もう、ないんだっけな』
スラヴィエーラが選ばれる以前の『夢晶結』の使い手。豪放磊落な中年。若くして命を落とすことが多い破妖剣士においては、かなりの長寿と言える。
独り身で『夢晶結』と添い遂げるつもりでいたが、弟子として可愛がっていたスラヴィエーラが新たな使い手に選ばれたことで我を失い、怒りのままに彼女に手を上げた。その後は自らの迷いに決着を付け、浮城を出て各地を放浪する。
登場作品・小説『夢を壊す音』『夢を辿る音』『灯台もと暮らし』

流久斗(るくと)『怖いのはしまって』
海水に馴染む少年姿の妖鬼。仲間たちはセスランに封じられ、彼一人だけが逃げ延びる。寂しさに耐えかねて、海岸に近づく人間を水中に引きずり込んでいた。
旅行で訪れたスラヴィエーラを攫おうとし、止めに来たマイダードに捕縛される。本文に名前は登場しない。
登場作品・小説『灯台もと暮らし』




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