@ネカフェ 馴染みの店で、オレはいつもと同じブースを指定する。 真正面と側面の一方が壁、もう一方は厚くはない板で隣と仕切られ、背後に半透明の扉がついた個室っぽいブースだ。仕切りにそれなりに高さがあるのでまぁプライベートは守られる作り。しかもここは隅。人がめったに通らないのも適当だ。なぜなら… 『あんっああんっイっちゃう〜〜!』 AVオナニーをするからだ。 自室でのオナニーも気持ちいいが、すぐそこに他人がいるというスリルが快感に変わるこの場所でのオナニーにオレはハマっている。 露出癖はないのでこの場所は都合がいい。 『イクイクぅぅ〜っ』 「〜〜っっっ!」 ヘッドホン越しの甘ったるい声につられるように絶頂を迎える。リクライニングチェアにもたれ身を震わせながら快感に浸っていると、いきなり後ろから胸を鷲掴みされた。 「こっちは使わねぇの?」 「!!??」 肩越しに振り返るとネカフェの店員がにやにやオレを見下ろしていた。 「あんたいっつもこのブース借りんだろ?清掃、女の子やりたがんないんだよね、いっつもイカ臭ぇの。どんだけマスかいてんだよ」 店員の言葉に恥ずかしさとショックで頭が真っ白になる。 笑顔で会計してくれてたあの子やこの子にも知られてた…!? こちらの戸惑いなどハナから無視し、店員は鷲掴みの胸を乱暴に揉みしだく。 「どんなキモオタか顔見てやろーと思ったら、案外可愛いじゃん?そりゃ手ぇだすでしょ」 「ぇ?…は?な、なに…??」 「声もかあいーじゃん。もっと鳴けよ」 「ゃ、だっ!やめ、くださっ…」 コリコリッグニックリクリッ 店員の登場に頭が着いていけずうろたえている間に、侵入者の手はオレの服の下に潜り込み直接乳首を刺激する。 「チンコおっ勃ってといて嫌がるフリとか意味ねーし」 股関を見やればペニスは早くも頭をもたげ、先端からは新しい汁を溢れさせている。 外れかかったヘッドホンからは甘ったるい喘ぎ声が聞こえ、いつものブースでいつものように勃起しているペニス…。 いつものようにオレは昂ぶりに手を伸ばした。 「…っぁ、は、ん…」 勃起ペニスをシコると、先走りやさっき放出したものでいやらしい粘着音が響く。 いつもより、気持ち、いい…。 「んっふ……ぁっ、あっ!」 「マジ、インラン?…おい、声でけぇよ。こっちむけ」 店員を振り仰ぐとキスで口が塞がれる。もとより閉じ切らないところに舌をねじ込まれる。 グチュグチョと口をかき回されながら、一層強くペニスを扱くオレ。 「ぅ、っんん……ぁ、やっ」 唐突に店員はオレから離れ唇を解放した。無意識に男の舌を追い掛けるオレの姿に舌なめずりしながら、男はリクライニングチェアを扉の方つまり男と向き合いになる位置まで回転させた。 「喜べビッチ。オレのチンコ、ケツに突っ込んでやっから」 店員はオレのズボンを下着ごと脱がすと、太股の裏を掴み股を押し開く。そしてそのまま、リクライニングチェアの上で余すことなく曝されたアナルに、男の完勃ちペニスが挿入された。 「ん"〜〜!!」 口を手で覆われ悲鳴をあげることはなかったが、アナルから頭のてっぺんまで走る衝撃に体が硬直する。 尻に人肌を感じペニスが根元まで埋められたことを知ってしまった。 「っは、泣き顔もそそンね。やべ、チンコ爆発しそー」 ショックに零れた涙は男を煽るだけ。興奮のままに男は腰をスライドし始めた。オレは店員から逃げようともがくが押さえ込む力は強く、ガツンガツン腰を打ち付けられる。 ズブッパンッ…グヌヌヌッパンッ 「んん〜っふぅ、んっ…」 後腔に馴染むように穿たれ次第に抵抗が弱まる。むしろ男の動きに合わせだすのに時間はかからなかった。 「んっ、あふっ…ジュル、んぅ…」 舌と舌を絡め唾液を交換し啜ることも、体の奥を穿つタイミングに合わせ腰を振ることも、凌辱に快感を得だした体は簡単にこなす。 「ふ、あっチュプっん〜…っ、やら、ちゅうっ!」 店員が身を起こしたことで解かれた口付けをもねだるようになってしまった。 「ンだよ、ベロチュー良かった?けどオレ、もーヤべーから。クチ、自分で押さえてろよ」 オレを見下ろしそれだけ言い放つと、両手で腰を掴みガツガツオレを穿つ。 ズチュ!ズチュ!ズチュ!ズチュ!ズチュ!ズッチュゥッ!! 店員の勃起ペニスが腸壁を擦り、えぐり、奥まで犯す。 体液で濡れた手で声を押さえつつ片手はドロドロの勃起を擦る。 「ぁン、っぅ、んっ、んっ、んっ、ん"、ん"っ、ん"っ、ん"〜〜〜」 「あーーー、出る、出る出るっ…!」 ドプドプドプゥッ…ビュッ、ビュッ! 今までにないくらい大量の精液を吐き出すと同時に後腔が熱い飛沫で溢れた。 「シフトがあったらまたセックスしてやるよ」 自分の身繕いだけして、店員はさっさと出ていった。 (…今のが、セックス……) 初めての快感に、間違いなくハマる気がした。 2012.04.23 main |