あなたを繋ぎ止めたい
家族パロ/ギャグ
Z→おかん
C→息子




「クラウド、五百円忘れてるぞ」

それは明日のお昼代にと、昨晩リビングの机の上に置かれた五百。
それも何故かヤクルトの上に。
もちろん乳酸菌は死滅している。

朝、クラウドが家を出るときになっても五百円は机の上、もといヤクルトの上に置かれたままだった。

「あぁ…いいよ別に」

「何で!?」

「いや、別に……」

ザックスが五百円を渡そうとするのを気にせずに、クラウドは靴を履き始めた。

「ちょ、五百円五百円」

「いいって!」

拒絶するクラウドに、玄関でザックスは叫んだ。








「これでおまえを繋ぎ止めたいんだ!!」








「…………………」

「…………………」






「……十分…繋がってるよ」

けっきょく、クラウドは五百円を受け取らず苦笑いを続けたまま家をでた。








(親子の絆バンザイ)





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -