four-leaf clover
CC/ZC




それはザックスの一言から始まった。


ソルジャーのサポートとして任務に来ていたクラウドは、ザックスを探していた。
任務が終わったというのに、ザックスが集合地点に戻ってきていたない。
ソルジャーがいないのに、自分たちだけが帰還するのはまずいと考えた隊長が何人かに捜索を言い渡した。
そして、クラウドも言い渡された1人だ。

三十分後、森の外れで見つけたザックスの顔を実に楽しそうなもので、その手には何かが握られていた。

「…クローバー?」

「そうなんだよ!しかも四つ葉」

それはそれは嬉しそうに語るザックス。

「どんな幸運がくるんだろうな」

「………」

「クラウド?」

「前から思ってたんだけどさぁ」

「うん」

「それ見つけた時点で、幸運は使ったんじゃないのか?」

「…………へ?」

四つ葉が見つかったから幸運なのではなく、幸運だから四つ葉が見つかった。
つまり四つ葉によって幸運がもたらされるのではなく、四つ葉を見つけた時点で幸運はすでにもたらされたのであって。

「もう今日はいいこと無いんじゃないか?」

「クラウド………」








(四つ葉のクローバー)

(現実主義はやめてください)





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