―とある高等学校内
「翔、今日放課後サッカーしょうよ!人数足りなくってさ…」
「わりぃ、音也。今日バイトなんだよ。また今度誘ってくれよな!じゃあな」
「あ、うん。バイト頑張ってね!また今度サッカーしょうね」
チャイムと同時に鞄を持ち教室のドアを開けては階段をもうスピードで掛けおりては、同じクラスの音也にサッカーをしようと誘われたけど丁重にお断わりして、校門まで走り続け、学校から死角になる場所までくれば一台の車が止まっては急いで入る。
「今日もいつも通りね。なら早速だけどテレビ局に着くまでに着替えてね!」
「確か今日はバラエティーと雑誌撮影でしたよね…?」
「それが社長がね、急遽勝手に仕事入れちゃってさ、バラエティー二本とインタビューまで引き受けちゃったのよ。ごめんね」
「大丈夫です!あ、今日の収録はあのシャイニング事務所の人と一緒なんですよね?」
「そうそう、あの美風藍と共演なのよね〜。ミステリアス美少年と人気絶頂美少女特集だからね!もううちの事務所は唯ちゃんで支えられているもんだし!」
そう。俺には秘密があった。表では来栖翔として普通の男子高校生。だけど裏ではいま人気急上昇しているアイドル小傍唯としていま中高学生に人気の雑誌のモデルやアイドルとして活躍している
そう。俺、実は女装してアイドルしてます
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