g l i t t e r


あの雨の続きを聞きたい
来月また赤い手を振る
「しあわせ」と笑ったのは週末
野ばらが咲いて蜜を舐める
明日は恋の隣に居る
とおせんぼした誰かの気持ち
のみ込めない辛さを溶かしたのは
彼が見上げる星の夜
絶対なんてありえないと人は言うが
はだしのわたしは空のなか
泡のきらめきに手をのばしたのは人魚
失くすんだ、いつかじゃなくて今
ただ笑ってあげるにはおそすぎた
喉の奥から連れ出して
空になった部屋で嘯く
終わり無くして始まりも無し
リクエストに応える唇はもう


2014/11/10

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