短編 | ナノ
公式カップルSSS×5


※NOT夢で会話文だけのSSS集です。





1.戸愚呂(弟)×幻海


「あたしは時々、あんたが酷く眩しく感じるよ」

「突然どうしたんだ、幻海」

「大した理由なんてないさ。ただね、あんたはどんどん強くなってゆく。脇目も振らず、ただ真っ直ぐに」

「?? 何を言っている? それはお前も同じだろう?」

「……そう思ってるのはあんただけさ。あたしはあんた程純粋じゃない」

「ははは。幻海、お前でも冗談を言うんだな。……オレは、お前程純粋で美しい女を見たことがないよ」

「フン……それはこっちの台詞さ。あんたがそんな冗談を言うなんて思ってもみなかったよ、戸愚呂」






2.幽助×螢子


「ゆーすけ、ゆーすけー!!」

「うっさい! もう泣きやめ! オレは大丈夫だって言ってんだろ!!」

「でも、だって、ゆーすけ血がいっぱいでちゃって、あたしのせいでっ」

「だーかーら、お前ェのせいじゃねーって言ってんだろ! オレが怪我したのはぜーんぶあのバカ犬のせいじゃねーか! だからもう泣きやめ!! お前が泣いている方がいてぇ!!」

「……あたしが泣いてるとゆーすけ、いたいの?」

「おう! だからもう泣きやめ!!」

「ん、わかった!……あ、ゆーすけ」

「なんだ?」

「……かばってくれて、ありがとう」

「……おう」






3.雷禅×幽助の遺伝子母


「だから、とっとと立ち去「気に入った!」……は?」

「その目が気に入いった。オレを見下す女なんぞ中々居ねぇ」

「……お前、下賤な魔獣だけでは飽き足らず、変態だったのか」

「けけっ、何とでも言え。どうだ、お前ェ、オレのガキを産まねぇか?」

「……その上、阿呆か。手が付けられんな」

「そうハッキリ言われるのも悪くねェ、益々気に入ったぜ」






4.飛影×躯


「飛影」

「……なんだ」

「気に入いった、ありがとう」

「フン……昨年のには及ばんがな」

「フフッ、ヒトモドキか。アレはあれで傑作だったが、今回貰った花もオレは好きだぞ?…………なんだその顔は」

「少しは……普段からそうやって笑っていろ」

「どういう意味だ?」

「……知らん」






5.桑原×雪菜


※原作の雪菜ちゃんです。


「ゆ、雪菜さん! 今度海に行きませんか? い、いいいいしょに!」

「海……ですか? あ! はい、行きたいです! 以前、螢子さんに昼の海が綺麗だと伺って行ってみたいと思ってました!」

「いいですね昼の海! 空も海も真っ青ですごく綺麗っスよ!」

「それ、螢子さんも言ってました。綺麗なんだろうなー」

「でもね、雪菜さん。オレは貴女の方が何倍も綺麗だと思うんです」

「……? 和真さん、何か言いました?」

「い、いえ、楽しみっスね!」

「はい!」

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