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ワタルさんと愛をいとなむ


コタツに入ってぼーっとテレビを見る。何個目になるミカンを剥くと、隣でぬくぬくしていたモノズが顔をあげる。あーっと口を開けるので、ぽいとミカンを放り込んであげると幸せそうに喉を鳴らしてコタツに潜った。…ドラゴンタイプとは思えない馴染みっぷりである。そうしていると、からりと戸が開く音がした。もぞりとモノズがコタツから出てくる。ついでボールの開閉音が聞こえれば、誰が来たかは明白だ。よいしょとコタツから起き上がると、モノズがガウガウないてわたしの服の裾を噛んだ。噛むのは止めなさい、頭を撫でて口を開かせていると「ミシャ」と後ろから声がかかった。

「おかえりなさい、ワタルさん」
「ああ。モノズ、ただいま」
「ガウ!」

主人の帰りにモノズが喜んで突進するが見当はずれの方向に行ってしまった。ガンッと壁に頭を打って、はて?と首を傾げるモノズにワタルさんがくすくす笑った。

「食事は?」
「リーグで貰ったよ、いつも一人にさせて悪いな」
「それはいいの、お洋服着替える?」

チャンピオンマントを外すワタルさんからそれを受け取れば、「そうする」と頷いた。漸く主人にタックルをかまして嬉しそうに服をはむはむしているモノズをボールに戻し、寝室に入る。ワタルさんがバトルスーツを脱いでいる様子を端目に、チャンピオンマントをハンガーにかける。すると「ミシャ」と名前を呼ばれた。ソファーに腰掛けたワタルさんに近づけば、伸びてきた手にぐいと引き寄せられる。そのままぽすんとおなかに顔を埋めるワタルさん。真っ赤な髪を指で梳けば、少しだけワックスが落ち着いてへたりと髪が落ちた。

「お疲れだ」
「ああ。 年末は恒例だが、流石に堪える」
「歳の所為もあるかも」
「…言ってくれる」

挑戦的にワタルさんが笑うので、「ごめんなさい」と先に謝ったのだが遅かったようで。ぐいと体をソファーに座るワタルさんの膝に持ち上げられて、そのまま大きな手が頬を撫でる。ぴくりと震えたわたしを置いて、上から被さるようにワタルさんの唇が降ってきた。目元に、頬に、そして唇へと重なるキス。逃げないのに、ワタルさんの大きな手が顔を掴んで離さない。呼吸さえ呑み込まれそうな勢いに腰が引いてしまう。だが、逃がさないというように腰に回された腕の力が強くなる。

「ハッ …口を開けろ、」
「ワタ、 ン」

名前を呼ぶ暇もない。ぬるりと厚い舌が入ってくるのが、わかる。ひっこんでいるわたしの舌を絡めて、もっと深くを探られる。太い指が頬の輪郭をなぞり、するりとロングスカートの中に入り込む。タイツ越しにお尻を揉まれれば、流石に何を求められているのかわかる。口づけの音が頭の中に響く。ぼんやりとしながらも思うのは、流されちゃダメだということ。ワタルさんに付き合っていたら、明日動けなくなる。

「はっ ん、 ワタルさ、 ワタルさんっ」
「どうした」
「あの、わたし、わたしやりますから」
「魅力的なお誘いだが、今日はそういう気分じゃないな」

せいいっぱいのお誘いも、敢無く却下された。どうしようどうしようと考えているうちに、首筋にキスされて、ずるりとスカートの下のタイツを脱がされた。タイツの間にワタルさんの指が入ると変な感じがする。中途半端に脱がされたままパンツの中に大きな手が入り込んできた。逆手が背中にまわりブラのホックを外す。ああもう、ダメだ。この人止まらない!

「せ、せめてベッドにっ! 行きましょう!」
「ああ、そのうちな」
(あ、明日体痛くて動けないやつ)

愕然とするわたしを、器用にひっくりかえして背中から抱きしめる。そうすると体格差がにじみ出て、どうにも情けない気持ちになる。スカートのジッパーをずらしてソファの下に落とされた。中途半端に脱がされたタイツからはみ出た内腿を、日に焼けた傷だらけの手が這う。逆手は腹を揉みながらゆるりと胸を揉みしだく。大して大きくもないので楽しくないだろうに、形を確かめるように揉んでは、きゅうと乳首を摘ままれた。指でコリコリされて、指で擦るように揉まれてるとたまらない。腰が動いてしまうわたしを慰めるようにワタルさんの手が太腿を撫でた。頭の後ろにちうとキスを落として、彼の指がクロッチを撫でる。

「ンッ 」

くちりと、ワタルさんの指が沈む。濡れるそこを確かめるように指で遊んで、そのまま少し上のクリトリスを指で押しつぶされた。布越しでも気持ちよくて、ぴくんと体が跳ねてしまう。すると、彼の手がするりと入り込んできた。そのまま下着を脱がすとむき出しになった下半身が、寒さからぶるりと震える。

「寒いか?」
「す、 すこしだけ」
「すぐに暖かかくなる」

その熱が暖房によるものではないことは、明らかだった。ワタルさんの指が秘部をなぞり、そのまま親指でぐいとクリトリスを剥いてしまう。敏感な神経の塊をむき出しにされる感覚に体が震える。最初は指の腹擦るように、次第に指で挟んでぎゅうと摘ままれると堪らない。呼吸が浅くなる、熱い。首筋にキスマークをつけながら、ワタルさんが楽しそうにくつくつ笑った。

「息を吐け」
「ン ぁっ」

秘部に擦り付けられた指が愛液まみれになって、ずるりと脾肉を分けて入り込んでくる。太い指がずるずるとわたしの中に入ってくる。その感覚に身震いし、か細い息を吐き出す。ワタルさんはその呼吸を見ながら、ゆるゆると指を動かした。数度掻き回されれば、頭の中はワタルさんのことだけでいっぱいになってしまう。甘えるように後ろの首筋にすり寄れば、それに応えるように頬にキスが贈られた。

「ンッ はっあ、 あっワタ、ルさん!」

ローテーブルに仰向けになり、胸を曝け出す姿はなんて滑稽だろう。恥ずかしくて堪らないのに、もっと欲しいと思っているわたしは変態なのだろうか。ワタルさんが胸を食んで、吸い付いた乳首を舌で転がす。舌のざらざらが気持ちよくて、お腹がびくんと跳ねた。すると、ずるりとワタルさんの指が膣の奥に入り込んで容赦なくザラついている所を擦る。そうされるとダメだった、あっという間に気持ちよくなって、頭の中がぱんっと弾けてしまう。たまらずにワタルさんの体に抱き着けば、そのまま心臓の上に噛みつかれた。痛いっ、それなのに果てた余韻で全身を襲って、頭がくらくらする。

かちゃかちゃと、ベルトを外す音が聞こえた。深い呼吸を繰り返す体をぐいと持ち上げられ、気づけばソファーの上に逆戻り。ワタルさんの肩口に手を導かれ、ぼんやりする頭で真っ赤な頭に頬をすりつける。

「くすぐったいな」
「ん…あかいかみ、すき」
「髪だけか?」
「ううん、全部すき すきよ、わたるさん」

普段なら口にしない愛の言葉も、理性が溶けているからするりと口から零れ落ちる。見上げてきた額にちうちうとキスをすれば、くすぐったいというようにワタルさんが笑った。

「俺も愛してる、ミシャ」
「 あっ ン ____!」

ずるりと杭が入ってくる。熱い、内側かた溶けてやけどしてしまいそうな熱の杭。強張るわたしの体を、ワタルさんの手が無理やり腰を落とさせる。そうするとそそり立つワタルさんの熱がお腹の中にどんどん入っていってしまう。苦しい、大きいっあつ、い。大きなカリがごりごりと膣を抉るのが分かった。こつんっと一番奥にあたったのに、尚も押し込まれるモノに息が詰まる。逃げようにも、身体を抱きしめられているからどうしようもない。

「ミシャ」
「ン ちう」

強張る体を解されるような、口づけ。ねっとりと絡まる唾液、塗り込むように舌が重なって体の力が抜ける。その度にずるりと男根が押し込まれた。すでにぎちぎちと筋を浮き上がらせているそれはお腹ぽっこりと膨らませるし、長いから亀頭が内臓を押し上げても収まりきらない。それでもなんとか呼吸をしてすべてを膣に向かい入れたときには、すでにわたしの頭は蕩けていた。

ぼんやりと、ワタルさんの男根の形に膨らんでいるお腹をみているわたしの頭に、ワタルさんがキスをくれた。そうして、「動くぞ」と耳にささやく。あ、もうダメ。

ソファで騎乗位のまま、子宮をたっぷり可愛がってもらった。泣いて嫌がるわたしを慰めながら、決して休むことを許してくれない。子宮口を何度も突かれてねっとりとした愛液がワタルさんの亀頭にまとわりついてしまう。するとちゅぷんちゅぷんと強請るように子宮口がワタルさんの亀頭にキスをしだす。そうなるといよいよダメで、わたしは泣きながら喘ぐしかない。内臓を押し上げられるような感覚すら怖いのにきもちい。何度果てたかわからない、覚えているのはソファに押し付けられながら子宮の中に押し込まれたワタルさんの精液の熱だけ。

そのままベッドに移動して好きなように穿たれた。ワタルさんの体は大きくて、小柄なわたしの相手をするには大変だろう。それなのに疲れた様子もなく、何度もなんどもセックスをする。終わらない、のだ。ベッドの上にワタルさんの手で縫い付けられたわたしの手をぼんやりとみる。後ろからがっしりと抱きしめられて、亀頭が子宮口にキスしながら精液を出している。あ、だめ、もうはいっちゃう。また子宮に、はいっちゃう。____ワタルさんが、腰の位置を変えてずるりと男根で膣を抉る。その先が、子宮口に、はい、った

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