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バーナビーから預かったシュウへのお土産(ブルーローズのサイン入りCD!)を荷物入れに押し込んで座席に座る。
端末を機内のWi-Fiにつなぐとバーナビーからメッセージが入っていた。
あのあとすぐPDAが鳴って出動して行った彼は、もう事件は片付いたらしい。

『もっと話していたかったけど、またすぐ会えますよね』

”っていうか、言いたいこと山ほどあるんだけど”

『はい。苦情も質問も全て受け付けます』

”まあいいや。私も隠してることあるし”

『なんでsか!?』

ふはは、ちゃんと打ててないし。

”仕返しだから秘密”

『いや、それは…ほんとにごめんなさい。リンがライアンのきょうだいとか斉藤さんの娘とかそういうのじゃないですよね?それとも教授の婚約者とかですか?それなら今から研究室にいって来ます』

”なにいってんの。ライアンって…そういうのじゃないよ!”

『じゃあなんですか?』

”バーナビーは距離は関係ないっていってたじゃない?”

『はい。離れていてもこうやって連絡できるし、リンのところへは直行便もあります』

”でもやっぱり、この間みたいにこれから会いましょう、ってできるのが一番だと思うんだよね”

『それは否定はしません。でもそれと遠距離だからダメというのはイコールではありません』

”その気持ちはうれしいんだけどね…”

『はい』

”お互い好きです。いきなり遠距離です。っていうのって難しいと思うの”

『はい』


あんまり引っ張るとかわいそうかな


”来年”

”SBヘ転勤になりまーす!!!”



”あれ?”

『通話出来ない時にそういうこというの止めてください』

”あはは、ごめんね。正式には戻ってからいろいろ決めるけど、年明け遅くても三月にはSBだよ。”

『ほんとに?』

”ほんとに。だから約束お願いしますね?全部案内してください”

『もちろん!シュテルンビルトへようこそ!』




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