死んだら絶対地獄に堕ちると思ってた。
実際にその通りだったし、堕ちたことは当然の如く受け入れていた。

だけど……、


『地獄で働くことになるとは誰が予想できただろうか…』


目の前に堆く積まれた書類の山を見て、誰に言うでもなく呟く。
…いや、マジでどーしてこうなった。
あたしはペンを走らせる手を一旦止め、事の発端を思い出していた。

……そう、こんなことになっている原因はこの地獄を管轄する閻魔大王の第一補佐官である。
そもそもここは地獄は地獄でも、あたしが堕ちるはずの地獄ではなかったのだ。あたしがいた江戸と現世の江戸は全くの別物で、ここの地獄と繋がっている現世に天人は存在していなかった。
つまりあたしは死んでからトリップしたということ。
しかしあたしの犯した罪は消えることなく、大人しく罰を受けようとしたところで第一補佐官の目に留まったらしい。
そこからあたしは地獄の獄卒として暮らしているのだった。
意味が分からない。


『ホンット意味が分からないあの鬼め』

「それは誰のことですか」

『決まってんじゃん。閻魔大王の第一補佐官、鬼灯のことで………って、え?』


そろり、と後ろを振り返ると腕を組んであたしを見下ろしている鬼の姿が。いや、決して比喩ではなくて。


『ほ、ほほほほほ鬼灯!?いつからそこに!?』

「地獄で働くことになるとは誰が予想できただろうか…、とあなたが呟いている時からですが」

『ほぼ最初っからじゃねーか!!』


特に表情を変えることなく淡々と述べた鬼灯。
なんでコイツはこんなにも表情の変化がないのだろう。怖い。


『……で、何の用?書類はまだ終わってないけど?』

「少し頼みたいことがあるんですよ。とりあえず来てください」

『?まあ、いいけど』


今までずっと座りっぱなしだったあたしは伸びをして立ち上がると、さっさと部屋を出て行こうとする鬼灯の後に続いた。


***




ここまで考えて諦めた。
鬼灯の冷徹では鬼灯が一番好きです。でも白澤やお香さんも好き。春一も好き。動物たち可愛い。

とりあえずちょろっと設定↓

紅藤あげは
・死後、鬼徹世界の地獄へと堕ちる
・世界が違うためどうしようかと閻魔大王と悩んでいる時に鬼灯の目に留まる
・瞬間記憶能力を買われ、獄卒として働くことに
・見た目は変わらない
・結構顔が広い
・服装は銀魂世界と同じものを着用
・金棒は持っていないが木刀は持ってる
・鬼灯に頭が上がらない
・鬼灯>閻魔大王
・茄子に懐かれてる
・シロに懐かれてる
・お香とは女友達。よく一緒に出掛けたりする
・白澤ともなんだかんだいって仲が良い


あげはだけでなく攘夷たち出すのも面白そう。
あげは+攘夷でどこかを管轄してるみたいな。銀さんと白澤仲良さそう。



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