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大地と代償




この背中には翼があったの

大空を羽ばたいていける

大きな翼があったのよ



でもね

空から見たあの緑が美しくて

色鮮やかな花たちが綺麗で

触れたくて

触れたくて


あの地面に降り立ちたくて


わたしは翼をちぎったの



だから、わたしはあの鳥のように空を自由に飛べないけれど


あの空飛ぶ鳥よりも、自由にこの地面を踏みしめられるの


色鮮やかに咲く花々に触れられるのよ











進化していく過程でなくなった翼だけど、今でもその元だけは骨に刻まれてるんですよねぇ。
人体ってそう考えるとすごく歴史が圧縮した形なのかなと思います。