巡
巡り廻る季節を
そっと、そっと、重ねてく
桜舞い散り、草木は目覚め
透き通る青空に、突き刺さる太陽
色づいた木の葉は舞い上がり
天上から降り注ぐ白銀の結晶が地上を白く染め上げる
あと何度
あと何度、季節が廻れば
わたしの中から
あなたが消えますか?
薄く薄くしか重ならない時間は
薄く、薄くしか
あなたの影を消してはくれない
どれだけの時を重ねたなら
どれだけの季節が廻ったなら
どれだけ、どれだけ
時間が早送りしてくれないかなと思う今日この頃。
365日って長いようで、ホント短いですね。
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