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お久しぶりです。以前感想を送らせていただいたayです。 物語が最終話を迎えたあとも、心が疲れたときやふと物語の中の景色を思い出したとき、こちらへお邪魔して読ませていただいていました。 今回劇場版の公開にあたり、また１ヶ月ほどかけてゆっくり最初から読み返し、やっぱり素晴らしい作品だなという思いが溢れてきたのでメッセージをお送りさせていただいています。 この１〜２年で私自身を取り巻く環境が大きく変わり、めまぐるしい日々に心が追いつかなくなるときがありました。主人公も記憶を失うというショッキングな出来事があり、自分を保つのにさぞ大変だっただろうなと推察します。 ただ、それを乗り越え、前に進む覚悟ができた主人公はわたしにはまだない強さを持っていて、読み返すたびにとても勇気づけられます。 誰かを傷つけることが分かっていて、また傷つけられることも分かっていながらその道へと進む決心ができた最終話は、それまでの物語の色と違い、とても眩しく、最終話にして初めて光が灯ったようなそんな感じがしています。 いつか主人公が赤井さんのことを、"決断を避けてないものねだりなどしない、自分の残したいものを吟味して取捨選択する強さがある"と感じていた場面がありましたが、物語が進む中で主人公はちゃんとその強さを手に入れることができたんだなと感激しました。 目の前の現実から逃げず、自分とも周りの人間ともきちんと向き合い、進むべき道へ私も進めたらと思います。 また遊びに来させてください。 カノンさんが毎日お元気で過ごされることをお祈りしています。
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