■ 別れの言葉
浮気と平凡
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∴NL表現あり
「おはよ、」
目が少しだけ腫れた英昭が笑った。
テスト期間が始まり、昨日ある女の子にテスト対策のプリントを綴る手伝いを頼まれた。
俺は断らなかった。その子が可愛い女子だったからというのも理由の一つ。
夕方過ぎまで仕事をしていて帰るのが遅くなり、家まで送ると相手を送った。
その時にもう遅いから....と家に上がる?と誘われて断らなかった。
そうなればヤることは一つで。小さなベッドで交わった。男より柔らかい肌に、くびれのある身体。いつも以上に興奮して、貪った。
こういうことは少なくない。明るく、人気者の俺。自分の容姿を自覚している。女からは良く誘われていたし、ちらほら男子からも誘われていた。
「あぁ、おはよ」
英昭は、俺が惚れた筈なのに最近なんか気持ちが薄れてきていた。でも英昭は俺が他の子を優先させても何も言わないからとズルズルこんな関係を、続けていた。
「僕達別れよ」
続けられると思っていた。
「もう、僕辛い。息が苦しい。胸が痛い。高輝。僕のこと好きじゃないんでしょ?や、ヤるんだ、たら女の子の方がいいよね、っ....ごめん、罰ゲームだった、んだよね?僕浮かれちゃってた。何回も、言うから、っ、。ふ、昨日 ..... 僕の―――だった、んだょ......、祝って、なんて言わないけれど。祝って欲しかった、なぁっ」
「....っばいばい」
昨日もそう言った彼。
「ああ」
なんて、空虚感
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