■ 身体強化の方法-M理論-

抗体シリーズ2

――

元から僕は体調が良くなかった。外に出て遊ぶのも駄目。学校も駄目。


僕は家族に嫌われていて、誰も僕と話してくれない。ここの部屋には執事さんだけが来て僕の相手をしてくれた。執事さんは港(みなと)って言って僕は椎名(しいな)って言う。

今は12歳になって日々勉強中である。体をどうすれば治せるとか。色んなこと。


「椎名様?お体大丈夫ですか」

「今日は体調が良くないみたい。椎名でよいって何回も言ってるのに...」

頭がふらふらする。ベッドに倒れ込みそうなのを、港が支えてくれた。がっしりとした体型で凄くかっこいい。

「では、椎名。お休みになられるといいですよ?」

「うん、そーする」

港の気使いが嬉しくて、微笑んだ。美形な彼は僕を心配して眉を寄せているのに綺麗な顔のまま。


「あ、そうでした。椎名」

思いついたように、微笑んで港が言った。にっこりしてるけれども、裏に何かを隠しているなんて僕は分からなかった。

無知な僕は好奇心旺盛で、分からないことがあると直ぐ港に聞いていた。

「椎名の身体を強くする方法があるんですよ」

「どうやって?」

「.....こうやって」

後頭部に手を伸ばして、深く口を塞がれた


「ふ、ぁん、んんん"」

下が奥に奥に入ってきて全てを貪る。唾液を交換するような下遣い。

「こ、うやって。俺と交換すんの。お互いの抗体を交換させて免疫力を高めるんですよ」


口調が変わっている事も気付かなかった僕。頭に靄がかかったようにふわふわ気持ちいい。


「今日はこれでおしまいですよ。お休みなさい。椎名」



「...っ」


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ここから先が思い付かない。袖を握らせばいいのか(^q^)
黒様に捧げ物

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