■ 始まりの詞(ことば)
不良×健気←クズヤンデレ
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あの日、別れてから僕は彼氏が出来た。不良っぽいというか、不良なんだけど。
彼は優しい。前と違って、あっちから話しかけてくれるし、記念日も覚えていてくれて。祝ってくれる。
胸が温かくなった。不安が無くなる。相思相愛....なんだって実感できた。凪(なぎ)は僕の前だけに、優しい。自分が特別という事実。
ふ、と教室を見渡す。元カレの高輝を気にしていない訳じゃない。でも、彼はあれから笑わなくなって、成績もどんどんおちていった。ちくっと、胸が痛んだ。僕のせいなのかなって。でも、僕のこと気にしていなかったし。
「英?」
愛称で読んでくれる彼。時計を見ると帰える時間になっていて。
「へ?....凪」
「考え事かぁ?」
うん、と答えようとしたとき。教室のドアが開いた。
「......高輝」
「手前、何しに来やがった。」
僕を庇う様に、片手で僕を包み込む。
「英昭。俺とやり直して」
前より、痩せ細って病人を感じさせた。雰囲気が怖い。
「嫉妬させているだけなんだろ。構ってやれなくてごめんな。俺さ考えたんだけど。お前は俺が大好きだろ。俺の真似をしなくてもいいじゃねーか。な?」
何を言っているのだろう。黒い感情が瞳の中にゆらゆらと揺れて。
「頭、いってんじゃねーの?」
ドクドクドク心臓がなる。
「ひであき、俺。お前のこと愛してる。」
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続きが思いつかないw
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