魔王 | ナノ
勇者と俺の関係


「..ふん、それにしてもボロボロがボロボロになって、だせぇったらありゃしねぇ。汚れた雑巾かよ」

見下したようなそれ


ぐっと唇を噛んで、悔しがる振りをする



「はい、すいません」


「てめぇは、下を向いて虐められていればいいんだよ。森なんて、くるな。死にたいのか」


俺にはそんな趣味は無いし、町より森の方が安心できる訳で言っている事がむちゃくちゃだ。勇者に逆らった。そんな事が明るみに出れば、更に扱いは酷くなる。
まぁ............どーでもいいけど。



「....」

顔を下にうつ向かせる


やばい、笑いそうだ。



俺は自殺志願者でもないし、
どエムでもないし、弱くもない。



「...帰るぞ。歩けもしないのか。本当.....」


その先は風で消える


【ーーーー】

ぐるぐると回る世界

移動手段の魔法

こいつ適当過ぎるだろ。こんなに気持ち悪くなるなんて。



風に消えた言葉

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