「泣くなよ」
ちゅっちゅと目蓋にキスをされる。
泣かせているのは、お前だ...
「ぁ、ああああん」
その時ある一点掠めた。しこりのあるような感じでそこを押されると痛覚が消えて快感が襲ってくる。
「見つけた」
ぺろっと凶悪な、笑。
「あ、あ、あっ、ん」
激しくそこばかり攻められて意識がぼーっとしてくる。
びくびくと体が震える
俺は息をはふはふしているのに、戌亥昶は愉しそうにしているけれど平然としているから、目の前にあった唇に噛み付いた。
「..っ、」
其のあとも攻められて背中が弓なりに沿ってイったけれども自分でいっぱいの俺は戌亥昶が嬉しそうに笑っているなんて知らなかった。
俺の痛みを思いしれ。
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