◆ ◆ ◆
「……はっ、ふ、んん…!」
「……っ瑛司」
────ギシギシ
「も……やめ……っ!」
「ん……ちゅく、……だぁめ〜。やめない、よっ!」
言葉尻と共に一際強く突き上げられて、俺は悲鳴を上げた。
深いキスで口を塞がれて、すらりとした指で乳首をいじられる。
「……瑛司のなか、きつくて…熱くて…気持ちいー」
「んぁっ……!」
────ギシギシ
激しいくらい突き上げられて、俺は何とか逃げようとソファの上で身じろぐが、遊也はそれを許してくれず、俺の腕を引いて引き戻し、また突いてくる。
「俺には、瑛司だけだよぉ……」
「あ、ぁ、ひ! んぁ、あっあぁ……っ!」
口元は笑みを浮かべている遊也だけど、その目は暗くよどんでいて、底無しの沼を思わせるようなものだった。
「遊、也……っ!」
「……ふふ。瑛司可愛いー。……このまま、俺と瑛司が一つになっちゃえばいいのに」
こうやって、と繋がったところを揺さぶられて喘がされる。
頭がおかしくなりそうなくらい気持ちいい。
「瑛司ぃ。瑛司の中にいるのは誰? 瑛司の中を擦って気持ちよくしてるのは誰の?」
「あ、ぁあ!……っ、遊也……ゆう、や、の…!」
ずん、と中を奥深く抉られて、じんじんとあそこが熱くなる。
もう、おかしくなりそうだ
「ん、んぁあっ、ひ、ああ…っ!」
パンパンと音がするくらい打ち付けてられて、俺は背中が弓なりに反った。
熱くて、気持ちよくて、遊也がかっこよくて、愛しくて。
自然とこめかみに涙が伝った。
「……瑛司ぃ? 泣いてるの? ……泣かないで」
「……っ、ご、め……」
遊也はそう言って俺の涙を唇で吸い取る。
ちゅ、と音を立てて唇が離れると、遊也は笑った。
「瑛司の涙、キレイ。宝石みたいで、すき」
そう言って笑う遊也は、ぺろりと上唇を舐め、ゆっくりとスラストを再開した。
───ギシギシ
ソファが二人分の重みで軋む。
淫らな水音と、俺の喘ぎ声、荒い息遣い。
濃厚な性行に、酔ってしまいそうだ。
「……っ瑛司の中、ぐねぐねして俺のきゅうきゅう締め付けてるよ。えろいなぁ…」
うっとりとした声で呟き、遊也は俺の体内を味わうかのようにゆっくりと大きなものを出し入れする。
「あぁ……瑛司ん中超きもちい……」
呟く遊也のものが、中でいっそう硬くなっていく。
「あ、あ……! ん! んぁあっ」
前立腺ばかり突いてくるから、俺は開いたままの口から甘ったるい喘ぎを零し続ける。
先端でこりこり突いてみたり、張り出た雁の部分で擦ったり。
すっかり立ち上がって赤くぷっくりとした乳首もぬるぬると舌で転がされ、歯でやわやわと甘噛みされる。
空いた手で、すっかり立ち上がってだらだらと精液をこぼしている性器も上下に優しく擦り上げられた。
────もう、たまらない。
「ぁ、あぁん…っ! いく……はっ、ぁ、い く……ぅ!!」
「……っいいよ、いきなよ……っ!」
言うや否や、遊也はそれまでより激しく腰を打ち付けてきた。
────パン、パン、パン!!
激しすぎるスラストに腰骨が当たり、力強い抽挿にもう何が何だかわからない。
熱い肉棒に内側から焼かれるような錯覚。
───孕ませられそうだ。
「ひ、んあああ……っ───────!!!」
「……っ!」
俺が悲鳴じみた嬌声を上げたのと同時に、中にある遊也のものが弾けた。
ごぷごぷと中に熱い精液を放たれて、体が震える。
遊也のが……中に……。
流れ込んでくる遊也の精液。
本当に、孕まされてしまいそうだ。
俺が女だったら、まず間違いなく今ので孕んでいたと思う。
……孕みたい
……なんて。
狂気にも似た感情が沸き上がり、ぞわぞわと俺の背中を震わせる。
荒く息を吐きながら、イった後でだるくソファに体を沈めると。
────ググッ
「……!?」
中でまだ萎えていないままの遊也の性器が動いた。
「あ、あぁ、ん!」
「瑛司ぃ、もっかい。もっかい、しよぉ?」
甘えるように腰をゆるゆると動かす遊也はイッたばかりだと言うのに、まだその大きさと硬さを保ってい た。
「一回なんて、瑛司もたりないよねぇ?」
「あぁ、ん……ふっ、あぁ…!」
太い切っ先でゴリゴリと中を突かれ、再び律動が始まる。
も、おかしくなる……!
そう思って涙混じりに遊也を見上げるけど、遊也は止めてくれない。
「はぁっ、あ、や、やぁ……っ!」
片足を肩に掛けられて、足を大きく広げたままスラストされて、もう本当にどうにかなってしまいそうだった。
イッたばかりの体には辛い快感を叩き込まれて、俺はプライドとかなりふり構わず泣きじゃくった。
激しく打ち付けられて、ゆさゆさと体が上下に動く。
「も…っ!だ、めぇ……!」
「は、ぁ……っ。瑛司…、瑛司、瑛司!」
遊也に夢中で大きすぎる性器を突き上げられる。
狭い体内をぎゅうぎゅうに遊也の肉棒で埋められ、行き過ぎた快感に目の前がちかちかとした。
「瑛司、瑛司、瑛司っ!」
「……ん、くぅっ…!はぁ、はぁ…っ、ぁ、ああん!」
「好き、好き、愛してる。瑛司、すき」
ガツガツと攻め立てられ、俺は悲鳴を上げた。
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