無理をするのは得意
2015/12/15 00:22

あの忌々しい男がいない、それだけで静雄の心はこれまでにない程踊った。冷蔵庫の中からいくつか酒を物色し、タブに指をかける。酒は弱い方であるが、この日ばかりは飲まずにはいられなかった。酒が進むにつれ目の前がうっすらと霞みゆくのは、酔いのせいだと自分に言い聞かせ天井を見上げた



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