愛「って事が昨日あってさー」
充「愛嘉ちゃん、理事長はその後どうなったの？」
愛「さぁ？」
京「さぁってお前、ちゃんと説明してねぇのか？」
愛「だってデレるタイミング分かんなくてやだやだ言ってたら哉にぃが悲しそうな顔になって…可哀想だからそのままそっとしておいた」
充「愛嘉ちゃん優しいっ」
京「それ違うだろ！説明してやれよっ」
愛「だって声掛けづらかったもん」
京「じゃあ理事長は愛嘉に振り回されて誤解したままか…」
充「誤解したままでいーよ。これで最大のライバルが消えた！」
愛「哉にぃもさー、バカじゃないんだから気付くっしょ」
京「どう考えても気付かねぇだろ」
充「愛嘉ちゃーんっ！理事長がいなくても俺が目一杯可愛がってあげるからねーっ」
愛「ふーん…今から？」
充「もっちろん！」
京「おい、混ぜろ」
充「はぁ？お前は傷心中の理事長の心配でもしててやれよ」
京「何で俺が心配しなきゃいけねぇんだよ」
愛「それに哉にぃは引きずらないからもう忘れてたり…」
哉「愛嘉ぁあっ！」
愛「あ、哉にぃ」
充「なっ、何で理事長がここにっ！」
京「何かやつれてねぇか？」
哉「愛嘉…俺の何が気に入らなくなったか知らないけどやっぱり愛嘉は手離せない…」
愛「哉にぃ…」
充「このメロドラマな展開は何？」
京「つか俺の部屋で止めてほしい」
愛「あー…あのさぁ、昨日のアレ、嘘だから」
哉「え？」
愛「昨日ツンの日らしくてツンツンしたら哉にぃが面白くてつい」
哉「愛嘉…俺を振り回すなんていけない子だね」
京「おい、理事長一気に元気になったぞ」
充「てかてかっ！何で2人っきりの世界になってんの！？」
愛「ごめんね？いっぱいお仕置きしていいよ？」
哉「勿論そのつもりだ。幸い明日は休みだしいっぱいお仕置きしてあげる」
愛「って事で俺哉にぃのとこ泊まるから後は2人で楽しみなよ」
京「楽しめるかっ！」
哉「月曜の夜には帰すから」
充「はぁっ！？2日近くも愛嘉ちゃんに会えないなんて無理っ！」
愛「……頑張れ」
充「愛嘉ちゃああんっ！」
愛「そういや昨日デレるの忘れてたんだった。って事で、哉にぃ、愛嘉をいっぱい可愛がってね」
哉「勿論。余す事なく可愛がるよ」
京「あれが愛嘉のデレか…！」
充「俺にはあんな可愛い顔で笑ってくれた事ないのに！」
愛「じゃあ、また月曜に」
充「まっ、待ってっ…愛嘉ちゃああああんっ！」
京「……理事長室に奇襲かけるぞ」
充「おう！待ってて愛嘉ちゃあああん！」
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