雅「よぉ、大樹」
大「げっ！雅臣に春佳っ…」
春「げっ、とは随分なご挨拶ですね」
雅「挨拶もろくに出来ねぇならまた一から躾けてやろーか？」
大「ひっ、ひぇええっ！」
雅「どんな事してやろうか」
春「そういえばこんなものを持ってますよ。付けてさしあげましょう」
大「ひっ！……え？ね、猫、耳…？」
雅「おい、何でこんなもん持ってんだよ」
春「猫の日だと聞いたのでこれを付けた滑稽な大樹を写真に収めようと思って」
大「おいっ！撮るなよぉっ」
雅「なかなか面白いじゃねぇか。春佳、俺にも焼き回せよ」
大「やっ止めろよぉっ」
壱「おいっ！大樹に何してんだっ」
大「かっ壱哉ぁあっ！」
壱「……本当に何してんだ？」
春「猫の日と言うので大樹に耳をさしあげただけです」
雅「なかなか似合ってんだろ？」
壱「まぁ…うん」
大「(壱哉まで！？)」
雅「せっかくだから猫みたいに鳴いてみろよ」
大「嫌だ！」
春「鳴かなければこの写真をマンション中にばらまきますよ？」
大「壱哉ぁっ」
壱「……大樹、ごめん」
大「うっ…うー…」
雅「ほら、鳴いてみろよ」
春「簡単でしょう？」
壱「大樹、頑張れっ」
大「……み、みゃあ」
雅･春･壱「……」
大「(えっ、何で黙るんだっ！？)」
雅「(みゃあって可愛すぎるだろオイっ)」
春「(猫の手の真似をしたのは無意識でしょうけど…あざとい)」
壱「(上目遣いでみゃあは可愛いっ)」
壱「(あっ！みゃあじゃなくてにゃあか！)」
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