狼「うめぇー」
兎「おい」
狼「うぉっ!びっ、ビックリするだろっ」
兎「あ゙?いつテメェに声掛けようが俺の勝手だろーが。何か間違ってるか?」
狼「すみませんでした」
兎「で、何でさっきから頭悪そうな声出してんだ?言え」
狼「頭悪そうって…俺はこれ食ってただけだ」
兎「雪見だいふくか…寄越せ」
狼「えっ!?」
兎「二つあんだから一つ寄越せ」
狼「う…どうぞ」
兎「……」
狼「(二個目を味おうと思って一個目は一気に食っちまったんだよなー…)」
兎「……」
狼「(美味そうだなー…)」
兎「おい」
狼「はっはいっ!」
兎「口開けろ」
狼「へ?」
兎「そんなに物欲しそうに見られたら食えねぇんだよっ!さっさと開けろっ!」
狼「はいぃっ!」
兎「……美味ぇか?」
狼「おうっ!美味ぇ…」
兎「溶けるからさっさと食え」
狼「おうっ」
兎「……」
狼「(こっ、これって恋人同士がよくやる『あーん』じゃねぇか…!?緊張してきたっ)」
兎「(必死に食ってて可愛い…)」
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