10月29日[おしぼりの日] | ナノ
 



鷹「なぁなぁ聞いてや!実は俺、おしぼり芸凄いねんっ」

狼「おしぼり芸?」

獅「それは一体どんな芸なんだ?」

鷹「よくぞ聞いてくれました!まずはここに、ジャーン!おしぼり!」

狼「うぉっ、凄ぇ量だな」

獅「(いつの間に用意したんだ?)」

鷹「それをーこうして…ああ、あかんあかん!こっから先は企業秘密やっ。二人ともちょっと目ぇ瞑ってー?」

狼「え?分かった」

鷹「(わざわざ両手で目ぇ押さえるなんて汰狼君めっちゃ可愛ぇ…!このままちゅーしたいなぁ…)」

獅「……鷹嗣、変な気を起こすなよ?」

鷹「!?わっ、分かってるてぇ。獅希君は心配性やな」

狼「まだかー?」

鷹「もうちょい…おっしゃ!開けてえぇよー」

獅「……これは」

狼「!?」

鷹「俺のお得意のおしぼり芸、うさちゃんやでっ。おしぼりでうさぎ作ってん」

獅「あれだけの時間でよくこんなにも作れたな」

鷹「俺はプロのおしぼり職人やからなっ」

狼「か、可愛い…!鷹嗣凄ぇな!」

鷹「あぁー、もうっ!笑った汰狼君の方が可愛ぇって!」

獅「(確かに)」

狼「うさぎがいっぱいだな」

鷹「汰狼君可愛ぇから好きな子持って返ってえぇよー」

狼「本当か!?有り難うな!」

鷹「(汰狼君ほんま可愛ぇわぁっ)」

獅「(俺もおしぼり芸を覚えるか)」

狼「(これ清隆寺に見せてぇなぁ。……あ、駄目だ。嫌味かって怒られるっ!)」



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