鷹「なぁなぁ聞いてや!実は俺、おしぼり芸凄いねんっ」
狼「おしぼり芸?」
獅「それは一体どんな芸なんだ?」
鷹「よくぞ聞いてくれました!まずはここに、ジャーン!おしぼり!」
狼「うぉっ、凄ぇ量だな」
獅「(いつの間に用意したんだ?)」
鷹「それをーこうして…ああ、あかんあかん!こっから先は企業秘密やっ。二人ともちょっと目ぇ瞑ってー?」
狼「え?分かった」
鷹「(わざわざ両手で目ぇ押さえるなんて汰狼君めっちゃ可愛ぇ…!このままちゅーしたいなぁ…)」
獅「……鷹嗣、変な気を起こすなよ?」
鷹「!?わっ、分かってるてぇ。獅希君は心配性やな」
狼「まだかー?」
鷹「もうちょい…おっしゃ!開けてえぇよー」
獅「……これは」
狼「!?」
鷹「俺のお得意のおしぼり芸、うさちゃんやでっ。おしぼりでうさぎ作ってん」
獅「あれだけの時間でよくこんなにも作れたな」
鷹「俺はプロのおしぼり職人やからなっ」
狼「か、可愛い…!鷹嗣凄ぇな!」
鷹「あぁー、もうっ!笑った汰狼君の方が可愛ぇって!」
獅「(確かに)」
狼「うさぎがいっぱいだな」
鷹「汰狼君可愛ぇから好きな子持って返ってえぇよー」
狼「本当か!?有り難うな!」
鷹「(汰狼君ほんま可愛ぇわぁっ)」
獅「(俺もおしぼり芸を覚えるか)」
狼「(これ清隆寺に見せてぇなぁ。……あ、駄目だ。嫌味かって怒られるっ!)」
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